CBDオイルはなぜ高価なのか?かかるコストを徹底分析!

なぜCBDはそんなに高価なのでしょうか? CBDのコストが高いことについて詳しく調べてみました!

CBDは実際、高価です! CBDを購入すると、文庫本を買うことにも影響するという事実を避けることはできません。平均して、1mgあたりのCBDの価格は約15ドルです。例えば30mlのティンクチャに500mgのCBDが含まれているとすると、税金やオンラインショップの配送料を含めずに、約75.00ドルを支払わなければなりません。

一部の人にはこの価格が受け入れられるかもしれませんが、金銭的に余裕のない消費者は、自分の病気の治療に必要な、一貫した投与計画に、自由に使える収入が追いつかないこともあります。その場合は、患者は、ラボでテストされた高品質のCBDではなく、ラベルの表示が正しくなかったり、不純だったり、安全でなかったりする可能性のある劣ったCBD製品を求めることになります。

CBDのコストが高い理由に知りたい方は、CBD製品に関連するコストを内訳し、1ドル当たりのCBDの購入量を可能な限り引き伸ばすためのヒントを得るために、この記事を読み進めてください。

ヘンプの種子を植える前から費用がかかる

他の農業の場合と同様に、最初にかかるコストは土地や、種子、労働力、栽培設備、州、市、郡の免許などの栽培のコストです。

ヘンプ(および大麻)の栽培に関しては、植えられているものの性質上、他の農産物に比べて報告とテストに追加で費用が掛かり、また、各州で独自の要件とコストがかかります。 これらの費用は、バーモント州では最低でも25ドル、栽培者や引き渡しのライセンスに応じて最高500ドルから1000ドル、さらに1エーカー(4046.85642 m2 )あたり5.00ドルが必要です。 一部の州では、ヘンプの種子の流通業者および生産者向けの特定のライセンスまたは認証プログラムも提供しています。

収穫と抽出の高コスト

ヘンプ植物が成熟したら収穫です。 coolbean.infoによると、ミネソタ州で1エーカー(4046.85642 m2 )のヘンプを収穫するコストは、300ドルから600ドルの間です。これは、コストが1エーカーあたり平均970ドルから2,500ドルであった2017年から大幅に減少しています。

収穫が完了すると、ヘンプの茎は、さまざまな成分を得るためにデコレータ(剥皮機)と呼ばれる機械で皮をむく必要があります。この機械は200万ドル以上で運用できます。

皮を剥いた後、次のステップはカンナビノイド、テルペン、フラボノイドなどを抽出することです。最も一般的な2つの抽出方法は、超臨界CO2抽出またはエタノール抽出で、CO2抽出が標準となっています。カンナビス・ビジネス・エグゼクティブ・プレスによると、CO2抽出機の費用は約135,000ドルから150,000ドルで、それに加えて、ロータリーエバポレーターと遠心分離機で2万ドルから35,000ドルかかります。

もちろん自ら栽培できない人にとってこれらの機械のコストは、建物、インフラストラクチャ、労働力、および原料に追加されます。

抽出から包装までの費用

カンナビノイド、テルペン、およびその他の植物原料がヘンプから抽出された後、CBDが店舗の棚に届くまでにはまだ多くの手順が必要です。

最初に抽出されるのは、脱炭酸が必要な酸を含む濃縮物です。脱炭酸用オーブンの費用は、10立方フィート(1フィート=30.8㎝)の容量を持ち、最大38立方フィートに達するオーブンの場合、約5,000〜7,000ドルかかります。

濃縮物が脱炭酸された後、残っているのはフルスペクトラムのカンナビノイドオイルです。 CBD、テルペン、植物クロロフィル、脂質、ワックスを含むすべてのカンナビノイドや成分が含まれています。 「アントラージュ効果」に関しては、これが最良の選択肢となります。

しかし、誰もが植物成分やTHCを望んでいるわけではありません。多くの患者は、カンナビジオール(CBD)の濃度が高く、植物成分やTHCに関係のないオイルを好みます。植物成分を除去するためには、CBD濃縮物をまず脱ろうして不要な化合物を分離および除去し、次に蒸留してオイルをさらに「きれいに」します。 THCを除去する場合、蒸留した濃縮液はその後クロマトグラフィー装置を通過させます。これらの機能を実行するための機器のコストは、数十万に加えて、それらを実行するためのる動力まで必要となります。

第三者機関のラボ検査は不可欠だが、CBDのコストに加算される

完成したら、完成品を検査して製品の純度と濃度を証明する必要があります。 利用できるさまざまな検査があります。 以下は、アリゾナ州の有名な試験機関によるサービスのリストです。

検査サービス:

10種類のカンナビノイド(50ドル/ボトル)
カビおよび真菌のスクリーニング($ 25 /ボトル)
19残留溶媒(35ドル/ボトル)
41種類のテルペン(40ドル/ボトル)
水分含有量(ボトルあたり15ドル)
4種の微生物分析(各カウント40ドル)
カスタムサービス

検査後、CBD濃縮物は瓶詰・包装され、販売業者への配送するために輸送されます。

法的費用、銀行取引、およびその他の要因がCBDのコストを増加させる

明らかに、最大のコストは製造面で発生しますが、独自の運用コストを持っている製品販売業者を忘れることはできません。運用費用自体は、ビジネスを行うためのほんの一部です。しかし、大麻会社の運用費用は通常の2倍、3倍なることすらあります。さらに、大麻やヘンプに関する法律の「グレーゾーン」のため、CBD企業は自社が保護されていることを保証するために特別な予防措置を講じる必要があります。もちろん、これはCBDのコストを増加させます。

CBD企業が負担する最低限の運用コストを見てみましょう。

保険

大麻系企業の一般賠償責任保険は、1か月あたり500ドルから700ドルになります。非大麻系企業では、同じ保険証書は1年間でたった約700ドルです!

クレジットカード処理

大麻系企業にとって、クレジットカードや銀行の選択肢は非常に限られています。ヘンプ購入用のクレジットカードを受け入れるには、代理店は「高リスク」処理を専門とする販売者に登録する必要があります。これらの工程にかかるコストは法外な場合があります。場合によっては、そのために月に数百ドルも支払うこともあります。

リスクの高い国内の販売者が役に立たない場合、代理店はクレジットカード処理のために国内から離れることを余儀なくされます。それは安くはありません。海外の処理業者は、通常、カードを処理する国に事業を組み込む必要があります。英国での法人化には、およそ500ドルと、さらに数百ドルの月額料金がかかります。これらは、通常より高いサービスの月額処理料金に追加されます。

銀行

大麻系企業は銀行口座や事業者ローンを利用できません。つまり、現金を保管し、給与やその他のビジネス関連費用のために利用できる独自の、場合によっては費用のかかる場所を見つける必要があります。繰り返しますが、これは多くの場合、費用のかかる海外での口座の開設につながります。

社内コンプライアンス責任者

ヘンプや大麻由来のCBDに対する州レベルの要件はそれぞれ異なるため、CBD企業は通常、社内で誰かが各州の規制を順守していることを確認しています。また、すべての製品が許容されているTHC濃度の特定の条件を満たしていることも確認します。ほとんどの場合、これはTHC0.3%以下です。また、製品に含まれるCBDの割合が製品ラベルと一致していることも監視します。

プロジェクトCBDの記事は、FDAによると、69%のCBD製品に誤ったラベルが付けられていると述べています。社内のコンプライアンス担当者は、これが起こらないように努めています。

弁護士

CBDを販売する会社には弁護士が必要です。そうでなければ、彼らは大きなリスクを冒すことになります。弁護士は、企業がコンプライアンスを遵守し、大麻に関する刻々と変化する州法に遅れないようにすることを保証します。

CBD企業が警察に干渉され、場合によっては逮捕さえされることもあるという話は数えきれないほどあります。優れた弁護士は、事業主の権利が侵害されていないことを保証し、大麻法のグレーゾーンを切り抜けるのを助けます。また、法人の設立とその法人の運営契約の作成をサポートしてくれます。

ステータスシンボルとしてのCBD

知覚は価格に影響します。 製品の排他性を反映しようとする場合、プレミアム価格設定手法がよく使用されます。 CBDは両方の組み合わせです。

CBDにある程度ミステリアスさとセクシーさというイメージが伴うことを認めましょう。 違法と合法の境界線にある商品を消費するという考えには、危険とワクワクするような興奮の感覚があります。癒し効果をもつ新製品の場合は特に、これらの要因が価格に影響を及ぼします! 企業はこれを知っており、間違いなくそれに応じて価格を設定します。

とはいえ、いつか「新しさ」が無くなり、より多くの企業が市場に参入するようになると、価格は下がるはずです。

CBDのコストを節約する

現在のCBDの価格に関係なく、お金を節約しCBDのコストを抑えるために消費者ができることはあります。

消費者が最初にできることは、CBDの1日量を減らすことです。 CBDは多ければ多いほど良いわけではなく、より少ないことが最善です。量を減らす最も簡単な方法は、各服用時に、消費量をわずかに減らすことです。たとえば、通常15mgのCBDを1日に2回服用する場合、各用量を毎回11 mgまたは12 mgに減らしてみてください。この簡単な変更により、毎日約5 mgのCBDが節約されます。あなたの体はその5mが足りないとは感じないでしょう。足りないと感じた場合は、いつでも用量を15 mgに戻すことができます。

次にできることは、低品質のCBDに切り替えることです。経験豊かなCBD消費者は、フルスペクトラムという用語をよく知っています。多くの場合、フルスペクトラム CBDオイルが好ましい選択肢ですが、それが唯一の選択肢であるという意味ではありません。 CBDアイソレートは間違いなく低品質の製品ですが、なかなか良い効果があります。実際のところ、「フルスペクトラム」製品の多くは、本物のフルスペクトラムオイルは少量で、アイソレートが混合されています。

最後に、多くのCBD企業が現役軍人や退役軍人、障害者、低所得者に対して割引を提供しています。Googleで「CBD支援プログラム」を検索するか、ごきぼうお気に入りのCBDブランドを確認することをお勧めします。

日本ではさらにCBDが高価になってしまう

これを読んでいるほとんどの人は、アメリカでCBDと産業用ヘンプが、2018年12月の農場法によって正式に合法化されたことを知っているでしょう。

この合法化により、ヘンプ業界全体で抜本的な改革が行われることが期待されています。 多くの企業がCBDビジネスへの参入を熱心に待っていると言っても過言ではありません。 業界は開かれ、銀行や保険会社から新しいヘンプの製造業者、流通業者、小売業者まで、全体的にコストは下がるはずです。

業界全体におけるCBD商品の品質基準を作る連邦規制を提供するために、政府にも大きな圧力がかかっています。 これにより、コスト削減に向けて物事を進むこともあるかもしれません。

一方、現在CBD商品に関しては100%輸入に頼っている(国産を謳っていても原料のCBDは日本の法律上国内生産できないので輸入されています)日本では、上記にあるようなCBDのコストにさらに輸入や諸手続きの費用が加算され、海外よりもさらにCBDが高価になってしまっています。だからといって、CBDがますます厳しく取り締まられている今、個人輸入や海外旅行からの持ち込み入国はリスクが高すぎてお勧めできません。日本国内で栽培されたヘンプからCBDが抽出できるように法律が改正されれば良いのですが、それが実現するにはあと数十年かかりそうですよね。

CBDを本当に必要としている人たちが気軽に使用できるようになるためには、まず海外でCBDの価格が下がるのを待つしかないのかもしれません。

日本では比較的安価に購入できるヘンプタッチのCBDオイル。

 

CBDオイルアンバーゴールド 300mg 3%

 

出典:Ministry of Hemp