クローンから濃縮液まで:CBDオイルの製造工程

From Clone to Concentrate from Project CBD on Vimeo.

大麻草(CBD)オイルがどのように抽出され、製造されているかをご覧ください。

CBD高含有大麻草オイルの抽出は、まずCBDを豊富に含んだ植物を選ぶことから始めます。大麻草からオイルを抽出するには様々な方法がありますが、いずれもよい点と悪い点が挙げられるでしょう。比較的、安全で効果的な方法もいくつか考えられます。ブタンやヘキサンといった神経毒性溶剤で作られた大麻草オイルの場合は、免疫機能を損ない、治療効果を妨げる安全とは言えないカスが混入していることもあります。

この超臨界(または亜臨界)の二酸化炭素抽出法は、高圧力と超低温の環境下で二酸化炭素を用いて分離し、保存し、医療オイルの純度を保つものです。このプロセスには高額な設備と、高い技術が必要になります。しかし成功すれば、安全で有効性が高く、葉緑素を含まない製品ができます。

最も安全で優れた医療効果を得るためには、有機栽培で育てられた天然の大麻草で作られたCBD豊富な製品をおすすめしております。

産業用ヘンプから作られたCBD製品には、場合によってはいくつかの問題点があります。

・産業用ヘンプは、CBDを多く含有する大麻草品種に比べ、含有するカンナビジオールははるかに少なく、大量の産業用ヘンプからCBDはほんの少量しか採取できません。「生物蓄積」と呼ばれる、土壌からの毒素が植物内に自然に蓄積される現象で、ヘンプには汚染物質によるリスクがあります。

・ヘンプ由来のCBD、そして粉末精製CBDの場合ですが、これらには大麻草オイルに存在するテルペンとカンナビノイドがありません。この二つの化合物は、CBDおよびTHCと相互作用し合い、医療的有効性を増大するものです。

・ドラッグ製品の製造に、ヘンプの葉と花を使うことは法律で許されていません。ヘンプオイル業者たちは、アメリカへの輸入の際、これはヘンプの茎だけからCBDを採ったものだと曖昧に説明しつつ、法的なハードルを回避するようにしているのです。

大麻草オイル:次世代の大麻系医薬品とその評価

要約:
べたつき、粘着性であることから、大麻草オイルとして知られる大麻草濃縮エキスは、セルフ・メディケーション(自己治療)を行う癌患者の間で、ますます認知されるようになっています。一般的にこのオイルの調剤方法は、比較的単純で、特殊な道具も不要なのです。最も有名なのは「リックシンプソン・オイル」です。

溶媒蒸発のプロセスを通して作られることが多い、この抽出方法は、高い濃縮状態で得られるカンナビノイドとテルペンなど、その他の有効成分を引き出すことを目的としています。大麻草オイルには様々な調剤方法があるが、今のところ、この種の製品の化学構造については未だ研究がなされていません。

大麻草オイルの質と安全性に関する詳細なデータが必要とのことで、ある分析的研究が行われました。カンナビノイド、テルペン、そして残留溶媒成分等、ベースを調剤する一般的な方法をいくつか比較するためです。
エタノール、ナフサ、石油エーテル、そしてオリーブオイルといった溶媒が用いられました。そこで得られた実験結果は、これら製品の治療的特性を支持も否定もしないものではありましたが、このポピュラーな薬の化学的分析を通して、自己治療を行う患者たちをより理解するのには、有効と言えるのではないでしょうか。

Cannabinoids 2013誌より

出典:ProjectCBD