CBDの必要性を改めて実感した旅行になりました

発作が再発しCBDがなかなか手に入らない中、現地で快く譲ってくれた方に感謝。

コミニュケーションが上手くできてず、医師だけに頼らず自分でもある程度現地の医療調査が必要と実感。

ここ1年CBDによって抑えられていた発作が再発したことはショックだが、改めて医療大麻の必要性を実感し、日本での医療大麻が解禁される日が来ることを祈らずにはいられない。

てんかんの発作を抑えるにはやはりCBDが必要

■タイ滞在中の服薬

医師から処方された医療用大麻エキス
(THC+ごく少量のCBD)
現地で購入したCBD
(15%濃度のもの 朝1.0ml、夜1.0ml)

■タイ滞在 3週目① (発作が再発した翌日)

発作が再発した翌日。
早朝から発作が何度も出るようになり、タクシーで病院まで行き診察をしていただきました。

この時になって初めてこれまで処方されていた薬が、詳しい配合までは教えていただけなかったのですがTHCが主でCBDはほとんど含まれていなかったことを知りました。

この時点でタイではCBDは一定量以上の処方は出来ない、医師でも所持するのに特別な手続きが必要で病院ではCBD単体は処方できないと先生から言われました。

発作が起きた時の様子や振り返ってそれまでに気になった様子などを先生に話し、先生からはやはりCBDも飲んでいた方がいいと言われた時は事前に送られた正高先生の診断書をこの先生はほんとうに読んでくれていたのかと疑ってしましました。

この子がCBDを飲みはじめてようやく発作が止まったことを診断書で目にしていれば最初に処方された薬の量が明らかに今まで飲んでいたCBDオイルよりも少なくなるということは無かったのではないか?

間に通訳があったとしてももっと自分が確認していれば・・・。

等々、疑念と後悔が入り交じる時間でした。

ただ問題なのはどうにかしてCBDを入手しなければいけないということで、子供を助けて欲しいとの一心で先生にお願いし、幸いにも先生の知人がCBDを所持しておりその方から譲っていただく手続きをとって頂きました。

勝手な予想ですが身分的なものがあってCBDを所持することが許されている一部の方々がいらっしゃったのだと思います。

その後見慣れぬタイの地をまだ知り合って間もない通訳の方と共にタクシーで走り、初めてお会いする現地の方から無事にCBDを譲って頂くことができました。

幸運だったのはCBDを持っていた方が居てくれたことと快く譲ってくださったこと。

そして代金として必要な現金をぎりぎり所持していたこと。でした。

昼過ぎにホテルに戻りすぐにCBDを飲ませると子供も早朝からの診察やタクシーでの移動などで疲れたのかそのまま日が暮れるまで睡眠。

夕食の時間頃に静かに起きてきて落ち着いた様子でご飯のあと処方された医療用大麻とCBDを飲むと日付が変わる頃までまた眠ってくれました。

同じ医療大麻でも成分が違うと効果も様々と実感

■タイ滞在中の服薬

医師から処方された医療用大麻エキス
(THC+ごく少量のCBD)
現地で購入したCBD
(15%濃度のもの 朝1.0ml、夜1.0ml)

■タイ滞在 3週目②

タイでの最後の診察が終わり帰国まで残り3日となりました。

CBDを飲ませてからは発作の回数は減りましたが夜になると体を捻りながら起きてきて両手を突き出して震えながら泣くという発作が時折出るようになりました。

ただショッピングセンターで出たような大きなものは無くなり、両手を出して泣きながらもすぐに治まるという瞬間的な感じです。

もし発作が再発して止まることが無かったら果たして帰国の飛行機に乗れるのかという心配もありましたが、ありがたいことに帰国当日には両手を突き出す発作もかなり少なく、弱くなり日中は子供も落ち着いていてご機嫌な様子になってくれました。

帰国は予定通りの便で長時間のフライトも何の問題もなく無事に家に帰ることができました。

空港まで迎えに来てくれた夫が子供を抱っこしてすぐに言ったのは「色々大変な事もあったけど、体幹がかなりしっかりしていて手足も以前よりもよく動かすようになってる気がする」という言葉でした。

帰りの飛行機の中でずっと今回タイに行かなければCBDで1年以上止まった発作を再発させることもなかったはずで、医療用大麻を飲ませることで少しでも子供の状態を良くできればと思っていたの逆の結果になってしまい意味が無かったのでは無いか、むしろ悪化させただけだったんじゃないかと後悔しきりでした。

夫も同じような思いで帰国する私たちを待っていたようでしたが、医療用大麻を飲ませ始めた数日間の子供が声を出して笑う様子や、発作は出てしまったが帰国してきた子供が以前よりも力強く手足を動かそうとしている事に何かしら意味はちゃんとあったと思うと言ってくれました。

と同時に1年以上CBDを飲むことで止まっていた発作は「治った」のではなくCBDの効果で抑えられていたということをお互いに痛感し、子供の体の中でCBDが足りなくなれば今後も発作が再発するという事実に改めてこの病気の怖さを思い知らされました。

子供の発作が止まっていたことで可能になった今回の旅行でしたが、同時にCBDがどれだけ子供にとって大切なものであるかも知ることになった旅行でした。

今は奇跡的にエソテリックさんのご厚意で発作を抑えるのに必要なCBDを飲ませてあげられているということがありがたく、感謝しきれない思いです。

それでもCBDと一生共に生きていかなくてはならない子供のことを思うと1日もはやくCBD、医療用大麻が日本でも認可され薬として処方される日が来てくれることを祈らずにはいられません。

日本での医療用大麻の解禁に向けて、CBDオイルの認知向上について少しでもお役に立てるならという思いでこれからも子供の様子をお伝えしていけたらと思っています。

CBDなしでは実現できなかった楽しい思い出がたくさんありました

■タイ滞在期 最終回

子供と二人でタイへ行った頃はまだTHCもCBDも規制が解除され始めた時期だったようで、つい先日見たネット動画で最近はTHCやCBDが町中のお店で販売されている事を知りました。

もしかしたら海外では日本では想像もつかないようなスピードで医療用大麻などが認知されつつあるのかもしれません。

この先ももしかしたら医療大麻がもっと身近なものになったり、それ以外でも機会さえあればまた訪れたいと思えるとても素敵な国でした。

前回旅行したタイのことを書きましたが内容が子供発作が再発したということがあまりにも大事件だったということもあって病気関係の事ばかりでしたので、今回はその他の事について備忘録的に書いてみようと思います。

タイの事はだいたいガイドブックに書かれている通りの内容だったというのが素直な感想ですが幾つかの項目に分けて書いておこうと思います。

■良かったこと

  • 微笑みの国というだけあって、みな明るくて優しかった、親切
  • タイ料理、本場はおいしかった。
  • 子供にはNOスパイシーで注文、果物も豊富で困らず、食べ物は現地で調達できた。
  • いろいろありましたが、またいつか行きたい!と思えるくらい楽しいところでした。
  • 会話は片言英語とジェスチャーで問題なかった。意外となんとかなります。
    (ただしでタクシーでは英語が通じないことが多かったので提示する用に、タイ語の行き先メモ等を用意すると良いかもしれません)

■困ったこと

  • トイレットペーパーは流してはいけない。
  • 紙が溶けないから詰まるため、便器近くにあるゴミ箱に必ず捨てる。
  • 身障者トイレがなかった。
  • 日本で最近見かける備え付けのオムツ交換できる大きなベッド(ストレッチャー?)がない
    赤ちゃん用しかないので大きい子供さんの介助が大変。
  • 歩道の整備が不十分なところがあるので車イスや歩行が難しい場合などでは大変。事前に滞在場所のリサーチ必要。

■治療に関して

  • 医師のお話では処方されたもので発作が治まっている人も多いとのこと。
  • うちの子の場合は、微調整、配合、割合など、事前にしっかりと先生に確認して慎重にすればもっと良い結果になったのではないかとも思いました。
  • タイ滞在中は、サポートしてくださる仲介業者さんや通訳の方の人柄はとってもいいので何でも相談していいと思います。(ただし鵜呑みにせず要確認すること)

■観光

  • 電車でどこでも行けた
  • 遠いところは高速バスや列車も利用可能。
  • タクシーもメーター計算の車を選べば私の時はどの運転手さんも親切だった。(多少のチップは仕方ない)
  • 7月のアユタヤ遺跡はとても暑かったが遺跡が身近に見れるのは感動ものです。

結果から言えば手放しで喜べないながらも、絶対に無理だと思っていた子供との旅行が実現できたこと自体が最高の思い出になりました。

もし子供の発作が以前のように毎日何十回と続いていたらこの思い出は作れなかったと思います。

発作で子供が苦しむ毎日だったあの頃の私たち家族に今回のような未来をくれたCBDには本当に感謝しています。

また、今回のタイでの医療大麻事情などに触れることでCBDの効果を世界中の人が求めていることも感じる事ができました。