元プロボーダーがCBD吸入器を開発

CBDブームがますます進行中の今、多種多様なCBD商品が続々と登場しています。その中から気になった商品を紹介しましょう。この革新的な新しいCBD吸入器がCBDとヘンプに対する人々の見方を変えるかもしれません。

CBD業界の最大の課題の1つは、ヘンプの医学的利点に対して、人々の心を開かせることです。米コロラド州に拠点を置くブランド・CBD リュクスは、誰もが自分の病状にぴったりと合うのではと思える製品、すなわちCBD吸入器を市場に提供することによって、人々の心をCBDに対して開かせようとしています。

ブランド共同所有者のウィリアム・スピロは、CBDリュクスを設立する前はプロのスノーボーダーであり、国際的なヘリスキーガイドとして働いていました。彼は長年にわたって、仕事を通していくつものけがを負ってきました。そのうちのいくつかはトラウマの域に達します。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)などのさまざまな鎮痛剤を多量に使用した後、彼はCBDを紹介されました。

「毎日かなりの量のNSAIDを服用していて、それに代わるものがないかどうかを探していたんだ。CBDミントを試したところ、その効果を信じられないほどだった。そこで、一連のテストを行うことにして、CBDを一緒に仕事をしているすべてのプロのアスリートに渡したんだ。その結果は驚くべきものだったよ」

CBDリュクスの最新製品であるCBD吸入器について詳しく知るために、スピロに話を聞きました。

CBD吸引器を作った理由

「僕たちは消費者基盤を広げようとしている。これは計量吸入器と呼ばれるもので、正確に投与量を決めることができるので、消費者が毎回どれだけの量を摂取しているかを正確に把握できるんだ。また、快適で安全な送達システムも提供しているよ」

CBDリュクスは、喘息吸入器に使用されるものと同じFDA承認済み材料を用いて吸入器を製造しています。それぞれのCBD吸入器には、1100mgのミセル化されたCBDが含まれます。ミセル化とは、分子をコロイド溶液にするプロセスのことです。それにより、CBDが全体に均等に分散されるようになり、毎回の用量を同じにすることができます。

CBDリュクスは、消費者が多様な体験を実現できるように、さまざまな天然抽出物を含む4種類のCBD吸入器を提供しています。追加の成分を含まない純粋なCBD吸入器もあります。このフルスペクトラムのヘンプオイルは、一つの吸入器で200回分以上の用量をユーザーに提供できます。

2018農業法は、これらの吸入器など革新的な製品に対して扉を開きました。 時間が経つにつれ、必然的にヘンプの製品、混合物、その他の用途に新しいアイデアが生まれてきます。 吸入器についてスピロと話し合ったとき、CBDの将来を吟味するためにこれらの考えを念頭に置いて話をしました。

いまだに成長過程の市場

「2016年の初めにCBDリュクスを始めたときには、市場にはあまり多くのCBD製品はなかった」とスピロは語ります。

言うまでもなく、CBDがどんなものであるかについての一般的な知識は完全に不足していました。連邦政府は、ヘンプをいまだにスケジュールIの薬物であると考えています。

しかし、スピロのような人々は、ヘンプがチャンスであることを見出しただけでなく、数多くの人を助けることができる誤解された薬であるとも考えました。そこで、彼は、「CBDが消費者のためにできることをもう少し意図した、より高品質の製品を世に出そう」と考えたのです。

CBD業界は絶えず進化しているため、まだ解決しなければならない多くの問題があります。そのうちの1つは正確なラベル付けです。工場に入ってくるすべてのものの成分をテストするだけでなく、製品に含まれているものについて明確なラベルも提供します。さらに、CBDリュクスは、含有されているCBDに関するすべての情報を消費者に提供することを約束しています。

市場に参入したとき、スピロは分子分離物を提供している会社が多くないことに気付きました。これは、CBDが水溶性の形に抽出される場合の形態のことです。いくつかの製品がありましたが、スピロと彼のチームは、これらの企業のいくつかが「CBDの金属含有量と不純物が消費者を危険にさらしている」ことを発見しました。

責任ある企業と同様に、CBDリュクスはすべての製品を第三者機関の研究室でテストして、精度と純度を確認しています。

信頼されるCBD市場の構築

同じビジネスモデルを持つ企業が市場に参入するにつれて、人々は必然的にヘンプ産業に引き寄せられました。

「植物成分を使用することでCBDの効果を高めることができると感じました」とスピロは回想します。「ベイプペンには、エッセンシャルオイルを使用しています。食品系と吸入器には、完全な植物抽出物を使用しています。私たちが使用している成分はすべてオーガニックで非GMOです。ただし、CBD自体はまだ認証がないため、CBD自体についてはそうとは言えません。ですから、CBDが実際に消費者に対してできることをターゲットにした、より高品質の製品を世に出せると感じました」

ヘンプの栽培面積を1年で3倍にしたという努力のおかげです。連邦レベルでのヘンプ合法化のおかげで、業界は今、大きな希望に満ちています。一方でそれにより、CBDの将来についての疑問が生じ始めます。

CBDの将来の予測

当然のことながら、CBD市場内のすべての空白が埋められているわけではありません。業界が発展し続けるなか、対処しなければならないより多くの問題あるのは当然のことです。これらの厄介な問題が発生する前に、それを予測するためには、市場が現在どのような状態か知ることは役立ちます。

「現時点では、かなりの数の優れた製品があると思う。しかし、純度とコンテンツのレベルには注意する必要がある。その製品に入っているCBDはどんなものなのか?そして、それはどのくらいの量なのか?製品に何を求め、どんな製品を探しているのかを理解することが重要なんだ。人々がより具体的な製品にたどり着くために役立ちたいと思っているよ」とスピロ。

「2018年後半に農場法が可決されて以来、業界は本当に混乱しています」

予想どおり、この大洪水状態のCBD市場には多くの問題があります。現在、多くのCBD企業は、これらの疑問に答えるだけでなく、国民の増大する要望に応える製品を作成する責任を負っているのです。

出典:MinistryOfHemp