アフリカがカナダに対して医療大麻を初輸出

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アフリカ南部にある企業が、カナダに対してアフリカから初めての医療大麻を出荷しました。これは近年の医療大麻業界で進むグローバル化を示す画期的な出来事です。

医療大麻は3月26日、内陸国レソトから出荷され、数日以内に目的地であるカナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに到着することを、マリファナ・ビジネス・デイリーが伝えました。

シアトルを拠点とする米企業ライゾ・サイエンス社が、レソトの生産業者メディ・キングダム社と独占的な長期供給契約を結びました。医療大麻はアナンディア研究所から分析証明書を受領した後、カナダで研究・開発に使用されると述べています。850mgの医療大麻は、バンクーバーにある企業アナンディアによっても確認されました。アナンディア研究所は匿名の顧客のために医療大麻の分析検査を行います。

ライゾ社はカナダの垂直統合された大麻企業に医療大麻を供給することについて話し合い中だと、ライゾ社の社長兼共同設立者ダラス・マクミランは述べました。

「これらの輸出は弊社の生産及び輸出力を実証するもので、今年後半には自社の商業生産経路を開通する予定です。私たちにはカナダで待っている購入者がありますが、事業の話し合いに入る前に、もちろん(認定研究所による)分析証明書が必要となります」

国際的関心を集めるレソト

医療大麻をアフリカで最初に合法化した国としてレソトは、アフリカ地域や海外市場の需要を満たすための拠点として利用したいと考える国際的な大麻企業から強い関心を集めています。

先週、トロントを拠点とするシュプリーム・カンナビス社が、メディグロウ・レソト社に1000万カナダドルを出資する計画を発表しました。その一方でトロントのニューベラ社に対する被投資会社で認可製造業者バーブ・ダイナミクス社は、輸出用ヘンプと大麻を栽培することを計画しています。

レソトがこれほど国際的関心を集めている理由の一つは、「我々がレソトにはない大麻株を持っているため、特定の関心事となる可能性がある」とマクミランは説明します。

ガーナ、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、スワジランドなどのアフリカ諸国でも現在、医療大麻法案が検討されています。一方アジアでは、先日タイがアジアで初めて医療大麻が合法化されたほか、インドでも医療大麻法案について議論されています。欧米に続いてアジアやアフリカでも、ますます医療大麻を合法化する流れが押し寄せていますね。日本では残念ながら、近年中に医療大麻法案が動く可能性は低そうですが、日本でも諸外国の成功例に学びながら偏見なく医療大麻について議論すべきではないでしょうか。

 

参考:MJbizdaily