CBDのことを知ったばかりの頃、CBDの薬としての信頼性や法律上での安全性など色々な事を疑問や不安に感じました。
いろんなことを調べて投与を決めた夫とそれらの疑問や不安について話し合いました。
私の中でやっとクリアし、ようやく子供に飲ませてみようと断腸の思いで決断した時、最後の壁が投与量でした。
- どのCBD製品を
- どれくらいの量を
- どれくらいの間隔で 与えると効果的なのか
この子にはいったいどれだけの量を与えるのがいちばん効果が出るのか。
もしくは間違った量を与えてしまうと副作用や取り返しのつかない事になってしまうのではないか、等々。
投与している人の情報が少なかったうえに、日本で子供と同じような症例の子に投与しているという情報もなかったからです。
私なりにネットの情報ではありますが、例え過剰投与があったとしても重大な副作用は無いといくつかのサイトで見ていたとはいえ、最適な効果を考えた時にどれだけ与えればいいのかは全くわからない問題でした。
また、CBD製品は色々な種類があり値段も安くはありません。
どれを選ぶかで経済的負担も大きく変わってきます。
当時、夫は効果があるのであればどんなに高くてもいいと、恐らく同じような状況の方なら誰でも思うようなことを考えていました。
しかし、いま冷静に考えてみて効果があるとわかっていてもそれを経済的理由で断念しなくてはならない状況になる可能性があることなどを思うと、怖くなります。
やはり目安でもいいので現時点で最良とされる投与量を知った上でどのCBDを選ぶかを考えた方が良いと思いました。
CBD製品の種類
CBDの購入を決意していざ調べ始めるとほんとうに沢山の種類のCBD製品があることを知り戸惑いました。
夫が自分なりに調べて最初に購入したのがペースト状の1mgの製品でした。
取り扱い業者の方から1番濃度が高いからと勧められたそうです。
ですがこれは0歳の子供には飲ませにくかったことと、高額にもかかわらずあまりにも少量のため2、3日で無くなってしまう点で失敗したと思っています。
次に購入したのがCBDオイル
15%濃度のもので10ml。オイル状なので0歳児でも飲んでくれました。
今もこのオイル状のCBDを続けています。
飲ませやすいと分かった次の問題は「与える量」でした。
ネットで調べていた時に偶然見た動画「日本臨床カンナビノイド学会 学術大会での講演」で講演されていた正高先生にダメ元で連絡を取ったところ、とても丁寧にCBDの事や投与についてなど様々教えていただくことができました。
海外でCBDが処方される際体重1kgに対して10〜20mgだそうで、当時体重が8kgだった息子には1日あたり15%のCBDオイルを1mlを2回に分けて投与していくことになりました。
その後発作の状況や体重の増加(現在10kg手前)に伴い現在は1日に1・5ml前後を3回に分けて与えています。
また、ご相談させていただいた際にCBD製品を扱っているヘンプナタッチさんをご紹介いただきました。
当初は効果があるのかも分からなかったCBDですがここまで効果があるとわかった今、もし経済的理由で投与を断念しなければならなかった時の無念さを想像するとただただ感謝しかありません。
この子にCBDが効果あったこと。
CBDを投与し続けられる環境を与えていただけたヘンプタッチさんには心より感謝とお礼を申し上げます。
CBDオイルの投与量について
体重1kgあたりに必要なCBDの量
我が家のCBD使用履歴は紹介した通りで、それまでは販売メーカーさんに問い合わせて聞いた、大人の投与量の10分の1というのが提示された目安でした。
それは市販されているCBDの推奨使用量の10分の1ということであり、今使用している量から考えるとかなり少ない量でした。
その頃は発作回数の変化もあまり見られず、CBDもやっぱり他の健康食品と同じような思わせぶりなものの1つなのかと落胆しかけていました。
そんな中、相談に乗っていただいている先生から海外でのCBD投与の実例を教えていただき、体重1kgあたり10mg~20mg(1日)が治療としてはよく選択される量だと知りました。
相談の結果CBDを1kg20mg計算を目標に投与してみる事に。
1kgあたり20mgで計算すると8kgの子供の場合必要なCBDの量は160mgになります。
問題は実際の製品でどれだけの量を与えればいいのか。
その点について夫が計算してくれた計算式があるので、今後体重が増えていく中でCBDの量を見つめ直す時のため備忘録程度に書いておこうと思います。
- 最初に決めておく事…体重1kgあたりのCBD投与量(今回は20mg)
- 計算を簡略化するために 1ml=1g=1000mg=1ccで計算します
◆CBDオイル容量10ml/15%の場合
- 必要なCBD量…20(mg)×8(kg)=160(mg)
- 製品のCBD量…10(ml)=10000(mg)
濃度が15%なので 10000×0.15=1500(mg)
- 投与するCBD量(ml)
10(ml)×(160mg÷1500mg)=1.0666 (約1ml)
以上の計算から1ml投与すれば目標の160mgが摂取できるとわかったので、毎日1mlを3回(最初の頃は2回)に分けて投与することを決めました。
※当時、実際の体重は8.5kgでしたが投与量をシンプルにするために少し減らす方向へ調整しました。
この量で投与開始し始めてから発作の回数は目に見えて減り最終的には発作が出ない日が続くようになりました。
尚、この計算ですと10mlの製品を毎日1mlずつ使うので1本2万円前後するCBDを10日前後(実際には8〜9日)で使用する事になります。
1ヶ月に4本という計算にもなり、体重がまだ少ない乳児でも経済的負担はかなりなものになります。
様々なありがたいご縁の中で、子供にとって十分な量のCBDを今の日本で摂取することができたということにただただ感謝の思いでいっぱいです。
使用しているCBDオイルブランドと濃度のおさらい
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