大麻成分が消化器系がんの細胞を死滅させることが研究で明らかに

予備調査で、2種の向精神作用のないカンナビノイドが、人間の消化器がん細胞の壊死を誘発することが分かった

まだあまり知られていない2種の大麻化合物が、人間の消化器がん細胞を死滅させることが最新の研究で分かってきました。

先日、イスラエルに研究開発部門を持つ、アメリカの医療大麻会社カンナビックス・ファーマシューティカルズは、前臨床試験の結果、カンナビノイドCBC(カンナビクロメン)とCBG(カンナビゲロール)が、腫瘍の破壊に役立つことが分かったと発表しました。この試験は、イスラエルに在る同社のハイスループットスクリーニング(HTS)ラボ施設で行われたもので、CBCとCBGが他のカンナビノイドと比べて、特に高い値でひとの消化器系がん細胞の壊死率を大幅に増加させるということが分かったのです。

カンナビックスの共同創立者であり、最高技術責任者であるイール・バラン博士は次のように話しています。
「消化器系のがんは、世界的に見てもがんに起因する死亡のなかで最も一般的な原因なんです。この実験で得られた結果に、私たちは非常に関心を寄せています。我々の目標は、この臓器系統に重点を置き、カンナビノイドそれぞれの抗腫瘍特性を更に探求していくことです」

研究ではさらに、CBGはCBGAと比較してヒトの胃および骨のがん細胞に対し、より強い抗腫瘍特性をもつこともわかりました。CBGAは、CBGの酸性形態です。カンナビックスにおけるカンナビジオール研究のリーダーであるヤーコフ・ワクスマン博士は、「中性カンナビノイドとしてのCBCとCBGは、カンナビノイド分子ががん細胞の膜を透過できるのに対し、酸性形態(CBCAおよびCBGA)にはそれができません。このことが、実証された抗腫瘍活性率の違いの理由です」と語ります。

カンナビノイドの中でも最も幅広く研究されているTHCやCBDは、今や多くの人々に知れ渡りましたが、大麻には他にも多くの天然化合物があり、その多くがそれぞれとてもユニークな健康上の効果を持っています。向精神作用のないCBCは、主に若い大麻植物の中に発生しますが、量はあまり多くありません。この予備試験でCBCには抗菌性、抗炎症、鎮痛作用があることが分かりました。

CBGもまた、向精神作用のないカンナビノイドで、大麻植物に微量含まれています。この化合物も、抗菌性、抗炎症、そして腫瘍を死滅させる作用があることが分かりました。最近の研究ではさらにCBGは近年ますます患者数が世界中で増加している、抗生物質に耐性のある「スーパーバグ」を死滅させることも分かりました。

「CBGはその治療特性の可能性のために、現代科学の業界から大いに注目を集めています」オラクル・ディスパッチにワクスマン博士は語っています。

「我々の研究チームによる最新の研究で得られた発見は、精製されたカンナビノイドが抗腫瘍活性をもたらす可能性を示しており、これによって植物抽出物によるアントラージュ効果と、精製された化合物の効果を調査することが可能になります」とワクスマンは結論づけます。カンナビックスは、これらの大麻化合物が実際に消化器系のがん患者の治療に効果をもたらすのかどうか、追加の臨床試験を実施する予定です。

CBGならファーマヘンプのCBGクリスタルがお勧めです。

CBGクリスタルズ 485mg 97% ファーマヘンプ
CBG・アイソレート(カンナビゲロール)97%濃度

出典:MerryJane