マリファナの摂取方法とは?

医療大麻を摂取するという行為も嗜好品のマリファナを摂取するという行為もいずれかの方法で大麻草を吸引する必要性がある。ここではどうやってマリファナを摂取するのを説明することにする。

嗜好品のマリファナを摂取方法で一番ポピュラーな方法がジョイントという言われる巻き煙草にして吸引する方法である。その次は、パイプや水パイプ(別名はボング)でマリファナを吸引する方法だろう。

他にはヴェポライザーと呼ばれるマリファナを気化して吸引されるための器具がある。これは医療大麻用に開発されたものの、老若男女問わず欧米では人気が高まっている。

基本的な摂取の方法としては吸引が好まれる傾向にあるのは、摂取した後にマリファナの効果を感じることができるからであるのだが、その結果ユーザーは比較的簡単に摂取量を加減でき、理想的な酩酊状態になるまで、少しづつ何回にも分けて吸引することができる。これは居酒屋でお酒を飲む行為に似ており、酒を飲む人が、徐々にアルコールを摂取するのと同じである。

ジョインともパイプもボングでも、肺に有害な煙を送り込んでいることに変わりはないのだが、一般に信じられていることと違って、水パイプを使ったフィルタリングシステムの主な役割はマリファナの煙を冷やすことであって、マリファナを燃やした結果生じる有害な副産物を除外するのにはあまり効果がない。

事実ある研究によれば、ボングはフィルターを通さないジョイントに比べ、それぞれのカンナビノイドにつき30%多くタールを生成する。その結果、マリファナユーザーの中にはヴェポライザーに切り替える人もいる。ヴェポライザーは、カンナビノイドを蒸気で熱するが燃焼することはない。温度調整をすることにより、蒸気で煙を吸引できる装置なのだ。最近のアイコスなどのタバコを想像するとわかりやすいだろう。

前述にも触れたようにそもそもヴェポライザーを活用する人は、マリファナの効果を素早く感じつつ、咳、喘息、気管支炎などといった呼吸器官への危害の多くを防ぐことができる。医療大麻を摂取する人用に開発されたものなのだ。

マリファナを吸引するのではなく、クッキーやキャンディーと混ぜ合わせ、経口摂取する方法もあるのだ。これは欧米諸国で盛んである。マリファナをタバコのように吸引する場合と異なった感じで精神活性効果があるから人気なのかもしれない。

食べ物にマリファナを混ぜると即効性という意味での効果はほぼなく、体内の胃からカンナビノイド成分を吸収するため、個人差はあるものの1時間程度の時間を要することが多い。しかし、胃からの吸収されたカンナビノイドの持続性は、5時間程度も続くのが普通である。

これは私たちの身体がTHCを代謝する仕組みによるものである。マリファナを喫煙した場合、THCは肺から血中に、そして脳への急速に移動する。それに対し、マリファナが経口摂取されると、脳に到達する前にTHCを含む別の化学物質が生成されるのだ。

その結果、身体的・精神的効果はともに増幅するのだ。勿論、効果が長時間継続するのを好むユーザーもいる。お酒を飲む人の中にも度数の低いビールやワインよりも強い酒でしたたかに酔っぱらうことを好む人がいるのと同じだ。そうでない人、特に経験の少ない人は、吸引よる穏やかな効果を好む人が多い。

医療大麻の患者は、ほとんどが合法の経口薬マリノールよりもマリファナを吸引することも好む。マリノールは酩酊状態になりすぎるからである。それに加えて、人口のカンナビノイドより天然のマリファナの方が効果があることを摂取している人が一番よく分かっているのだ。

参考書:マリファナはなぜ非合法なのか?