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大麻の代名詞であるゲートウェイ理論

      2017/08/04

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大麻は世界各国で禁止された理由にゲートウェイ理論というものがある。
大麻という薬物を使用することにより、ハードドラックであるコカイン、ヘロイン、覚せい剤などの薬物の入り口だと比喩されることが代名詞である。
様々な世界的な背景がそこにはあると思うが、その点についてはあながち間違っていないではないのかと個人的に思う部分はある。

その一方で、アルコールやタバコも薬物のゲートウェイに当てはまるのではないかと思う部分がある。
世界各国、日本でもタバコを喫煙し身体にもたらす健康被害を認識しているにもかかわらず、喫煙をやめらないのはニコチンの依存症が原因だ。
しかも、タバコ喫煙している人は、喫煙していない人と比べる圧倒的に寿命が縮まるという研究結果が出ている。
アルコールなども過剰に摂取することにより、記憶がなくなったり、暴力的な行動になったり、飲酒運転で殺人などを犯すなどニュース報道を見れば容易に判断できることである。

では、本当に大麻は薬物のゲートウェイ(入り口)なのであるのか?

国連薬物犯罪事務所(UNODC)による2006年に記載されている報告書(厚生労働省から抜粋)によると、最近の医療への大麻利用に関する研究を含め、学術的な研究の対象となったのはこの50年のことである。
その知識や経験の財産がありながらもこの薬物に関して多くの基本的な事実がいまなお不明であるということは驚きである。
このような状況を懸念し、加盟国は、総会決議59/160の中で、UNODCに対し、世界の大麻市場の調査を行うように指示した。

しかし、世界で最も多く使われているこの違法薬物の市場メカニズムについてはほとんど理解されていないことが判明している。
これらの問題の多くは、対象をはっきりと定めた適切なリサーチを行うことで解決することが望ましい。
このようなリサーチがこれまで行われてこなかったという事実は、世界が大麻に対して曖昧な対応をとってきたということだ。
このような政治的な対応は、大麻が他の取り締まり対象薬物とは異なるという人々の意識を反映している。

実際のところ、他の違法薬物に伴うリスクと比べると、大麻の場合は問題とはならない。
大麻の過剰摂取で死にいたる可能性はほとんどない。
大麻に関する初期の文献は今では正確なものではないと考えられており、数多くの国で行われた一連の研究により、大麻に向けられていた非難の多くが誤ったものであるとされたことは確かである。と記載されている。

また、ゲートウェイ理論も米国医学研究所(Institute of Medicine IOM)が1997年に発表した報告書により科学的に否定されていることが述べられた。ちなみに、IOMとは1970年に設立された独立非営利の学術機関であり、全米科学アカデミー、全米技術アカデミー、全米研究評議会の3組織と共に全米アカデミーズを構成している。

つまり、大麻について騒がれている様々な問題や事実に対して、確認や検証が行われていないにもかかわらず、大麻という植物を薬物認定していること。
今後、大麻という植物と人類がどのように関わりを持っていくかの問題提議がなされるべきであり、有効的な活用方法があるのであれば研究を行い、正式な判断のもとで各国において判断される植物であるのではないかと思う。

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