リックシンプソンオイル(大麻オイル)で癌が完治した!?

大麻オイル論争の的になっているカンナビズ活動家のリック・シンプソン氏は、最初に、大麻オイル抽出液を用いた癌の治療とともにフェニックスティアーズカンナビスオイルについての話題から始めました。シンプソン氏の哲学には、大麻オイルが癌を治すことがあるということです。

リックシンプソンの大麻オイルとは

シンプソンは、「フェニックスティアーズ」カンナビスオイルに含まれるべきカンナビノイドの種類と同様に、使用すべきカンナビノイドの濃度について言及はしていませんが、商業用のマリファナを用いて大麻オイルを作ります。フェニックスティアーズカンナビスオイルは、まだ、代替医療と伝統的な医学との間のグレーなエリアを占めているものの、このアプローチは明らかに非科学的であることはあるもののリック・シンプソンは述べ5000人以上の重篤な患者に無料で大麻オイルを配っています。決して大麻オイルを製品化することも販売することも今後行わず、ボランティア活動の一環として大麻オイルを人々に配ると明言しています。

カンナビノイドの種類

カンナビス植物の中で最も研究されている2つのカンナビノイドはTHCとCBDです。これらはどちらも成分も科学に基づく体への効果が示唆されていますが、THCとCBDは異なる物質であり、このうちの一つ(THC)には向精神があるというデメリットがあります。これは、特に、フェニックスティアーズカンナビスオイルを使うことで症状が和らぐような病気を持つ子供の親に道徳的なジレンマを引き起こします。そして、もちろん、THCはアメリや日本などの大部分では、たとえ医療目的で使用する場合でも、まだ違法です。

カンナビノイドの濃度

フェニックスティアーズカンナビスオイルが、患者は「米粒くらいの大きさ」の容量を使用する必要があると推奨していることに言及しています。ただ正確な摂取量は決まっておらず、より正確な投与のためには、製品中のカンナビノイドのパーセンテージは既知の量である必要があり、同じ濃度の均一な大麻オイル製品の供給が必要です。研究文献では試験で使用されている容量はミリグラムで示されており、オイル中の実際の含有量が得られれば、それは簡単に計算することができます。

抽出方法

科学コミュニティは、フェニックスティアーズカンナビスオイルを抽出するための溶媒の使用について深く懸念しているという事実があります。さらに、この抽出技術はカンナビスにみられる有用なフラボノイド類を破壊するとも。これらの成分(フラボノイド類)は、大麻オイル中のカンナビノイドの効果を高めると信じられています。超臨界CO2抽出は、研究室で行われるプロセスであるため、シンプソンの大麻オイルとは異なります。しかし、いまだに、この方法が、残留物がなく、濃縮された状態で植物中にみられるすべての必須成分を含む純粋な植物抽出液を得るための、最良の方法なのです。

偽物ではなく欠点があるのです

リック・シンプソンが大々的に公表した、フェニックスティアーズカンナビスオイルを作って使うアプローチには深い欠陥があるものの、カンナビノイドオイルの潜在的な治療上の利点に関する彼の主張は、現実的な根拠があります。

カンナビスオイルはまだ癌の治療薬としてヒトを用いて集中的に試験されていませんが、試験管による試験(インビトロ試験)では肯定的な兆候が見られており、また、動物の試験でもいくつかの非常に肯定的な兆候が示されています。

将来的には、私たちは薬学的および医学的証明に、さらに深くフェニックスティアーズカンナビスオイルやその「型破り」な使用を探索することを期待することができます。このようなことが起こるのを待ちたくない人は、法律を破ることなく、個人的な使用のために、正確なカンナビス濃度がわかっている安全な抽出液を入手することもできます。それは今の所CBDオイルやディスペンサリーで販売されている医療大麻だけになります。