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CBDと睡眠:眠れるの?覚醒するの?

   

CBDオイルを試したことがある人は口を揃えて「リラックス効果がある」「よく眠れる」と言います。私もその一人で、夜寝る前にCBDオイルを摂取すると寝つきが良くなるのを感じています。一方で、CBDによって「覚醒する」「集中力がでる」と言う人もいます。CBDと睡眠には実際どんな関係があるのでしょうか?不眠症のような睡眠障害を抱えている人にも効果があるのでしょうか?

CBDは摂取量によって真逆の効果をもたらすことがある

CBD(カンナビジオール)は数多くの医学関連の特性があります。CBDには抗不安、抗精神病、抗うつ、抗けいれんなどがあります。また神経保護作用もあり、アルツハイマー病といった疾患を引き起こす可能性がある損傷から脳や神経を守ってくれます。

では睡眠に関する作用はどうでしょうか?CBDは質の良い睡眠を促進するのか、それとも介入するのでしょうか?その答えは実はかなり複雑なのです。

CBDとは?

CBDは(大麻としてよく知られている)カンナビス・サティバに含まれる2つの主な生物活性化合物の一つです。もう一つはTHCです。大麻の精神活性効果を引き起こすTHCとは異なり、CBDは恍惚的な感情や大麻使用に関連するその他効果を生じさせないようです。むしろ、CBDは数々の利点を提供してくれることが分かっています。

上記の通り、CBDは不安を軽減し、うつに対処し、脳内の不適当な電子的活動(てんかん)を抑制または防止し、炎症を抑え、またおそらく一部の精神神経疾患の発症を予防するのに役立ちます。手短にいえば、CBDは数多く記録され、噂されている大麻の有益な効能の主要因であると言えるかもしれません。

2012年にフィロソフィカル・トランザクション・オブ・ザ・ロイヤル・ソサイエティB:バイオロジカル・サイエンス誌には次のように記載されていました。「CBDは精神疾患の治療を含む幅広い治療用途を持つ安全な化合物です」

CBDと睡眠

ではCBDの睡眠と覚醒に対する効果はどうでしょうか?その答えは想像するよりも複雑です。

異なる投与量でCBDを投与した動物実験では、特定の脳部位に直接投与されることがあります。そこで「睡眠-覚醒サイクルに対するCBDの効果は二相生である」という、かなり十分に裏付けられたパターンが浮上してきます。言い換えると、CBDは投与量によって睡眠に対して真逆の効果を持つようだと言うことです。

動物実験

通常、低用量の場合は、実験ラットにおいて活性効果があります。逆に、高用量CBD(体重1kgあたり10-40mg)の場合は、付加的な睡眠を促進する傾向があります。

2013年にジャーナル・オブ・サイコファーマコロジー誌に発表された研究によると、より高用量のCBDを投与されたラットの間では「全体的な睡眠率」が大幅に増加しました。しかし、2006年の研究では、研究期間中に、微量のCBDを投与されたラットは睡眠時間がより短く、より長時間起きていたことが分かっています。

人体研究

健常人が参加した小規模の研究は上記の研究結果にそっくりです。高用量のCBD(1日あたり600mg)は、より長時間の睡眠時間と関係していました。

比較的低用量(1日あたり160mg)でも、入眠や睡眠の維持が困難だと訴える被験者において睡眠時間がより長くなりました。

この研究でCBDを投与された被験者は、より長く眠り、覚醒または不穏状態が少なかったと報告しました。またCBDの利用は夢の想起にも影響するようでした。被験者は、CBDの影響は翌日まで残らない、と報告しました。

夢の想起の低下は、レム睡眠時間が減少した可能性を反映しているようです。レム睡眠とは、夢と関連のある睡眠状態です。おそらくこのために、CBDはPTSD患者における悪夢の軽減に関連しているのでしょう。

逆にCBDを低用量(1日あたり15mg以下)またはTHCと組み合わせて投与されるとき、被験者は一般的に眠気よりも覚醒感を感じると報告しています。

これらの研究は実質的に、人間のCBDに対する反応は他の哺乳類と似ていることを示しています。すなわち、低用量CBDでは覚醒作用があり、高用量では鎮静作用があるのです。

インディカVSサティバ

このCBDの逆説的効果は、インディカとサティバと言う2種類の大麻に関して認識されている違いにまつわる誤情報を解明してくれます。

一部の人々は、インディカ株の方がより鎮静効果があると提言しています。しかしどの大麻株においてもCBDとTHCの相対濃度は、これらの化合物生成における先天的な違いよりも、特定の特徴のために選択育種されてきたことが関係しています。

言い換えると、一部の株は単に、特定の化合物が高濃度になるように交配・栽培されている可能性があります。

イーサン・ルッソ博士は最新インタビューで次のように語っています。「いわゆるインディカ株の鎮静効果は誤ってCBDに起因するとされています。実はCBDは、低用量や中等量の場合覚醒作用があるのです!」

ルッソ博士は有資格の神経学者であり、昔から医療大麻研究を支持してきました。

それどころか、2004年に健常人が参加して実施された研究では、眠気を引き起こすのはCBDではなくTHCだとされました。この研究では、寝る1時間前にTHCを15mg投与すると鎮静効果があることが分かりました。

対照的にCBDを15mg投与した際は覚醒特性があるようでした。またCBDとTHCを一緒に投与すると、CBDはTHCによる「残留鎮静効果」の一部を中和するようでした。

さらに、インディアナ大学生物学部がインディカ、サティバ両方の大麻の多様なサンプルを詳細に化学分析したところ、インディカ株はサティバ株に比べ、より高いTHC/CBDの割合を持つ傾向にあることが分かりました。

2014年に行われた医療大麻使用者に関する調査結果によると、使用者の大半が入眠に役立つとしてインディカ株を好んでいました。

この結果は、不眠症患者は、より高用量で潜在的により鎮静効果のあるTHC量を持つ大麻株を選んだ方がいいことを示しています。調査は対象範囲が比較的狭いので、これらの調査結果を裏付けるにはさらなる研究が必要とされます。

関連研究

古代より大麻は、不眠症を含む多種多様な疾患に対処するために使用されてきました。しかし最近では、大麻禁止によって真剣な科学研究が妨害されています。それでも、データの一部は今でも残っています。例えば、ブラジルの研究者は数十年間にわたって、大麻ならびにその活性成分THCとCBDの効果に関する小規模な人体研究を実施してきました。

これらの研究者は、CBDの急性または慢性投与による毒性効果を示す自覚症状も身体症状も見られないことを確証しています。

同じように、2015年に有力な業界誌ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)誌は、医療用途に関するカンナビノイドの潜在的なメリットについて複数の興味深い結論に達するメタ分析(複数の関連研究に関する概説)を発表しました。

6000人以上の被験者が関与した79件の臨床試験からの証拠を評価した結果、著者らは次のように結論づけました。「カンナビノイドが化学療法に伴う吐き気・嘔吐、 HIV感染における体重増加、睡眠障害、トゥレット障害の改善に関係していることを示す証拠がありました」

この結論は良く言っても曖昧に聞こえますが、さらなる研究の必要性を反映するものであり、また医療大麻が実際不眠症の治療に有益である可能性を示唆しています。

まとめ

CBDは低用量の場合、刺激剤として作用するようです。研究においてCBDを低用量与えられた被験者は、より長時間覚醒し、眠らない傾向にありました。

一方THCは眠気を引き起こし、睡眠に役立つようです。大半の大麻株に含まれているTHCとCBDを組み合わせると、どちらかの 効果が優勢になるのを防ぐ可能性があります。

CBDの睡眠誘発効果に関しては、1日あたり160-600mgのかなりの高用量で起こります。

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これは睡眠効果を期待してCBDオイルを摂取している人にとっては重要なテーマを提起している記事ですね。個人的にも不思議に感じていたのです。CBDを摂取しても全く眠くならずに集中力が出るときもあれば、強い眠気に襲われるときもあるのを実体験として感じていたからです。それはCBD濃度が関係していると推測していましたが、この記事によってその考えが裏付けられたように感じました。

繰り返しになりますが、CBDは低用量摂取した場合、覚醒効果をもたらし、高用量摂取した場合は眠気をもたらす、ということです。

個人的な体験を合わせて考えると、確かに1粒でCBDが10mg入っているというCBDカプセルを毎日2回飲んでいても、そのせいで眠くなることはありません。毎日を快適に過ごせます。一方で、CBDオイルを誤って大量に摂取したり、高濃度のCBDオイルを摂取したりしたときは、とても眠くなりました。個人的には1回にCBD100mgでもかなり眠くなると思います。

眠りたい人へのアドバイス

CBDをより良い睡眠のために摂取する場合は、比較的高濃度のCBDオイルを摂取する方が良いでしょう。慎重になってごく低用量を摂取していると真逆の効果が起こって、目が覚めてしまうかもしれないのでご注意ください。

参考:Leafscience

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