CBDオイルと癌の関係性

CBDオイルと癌の関係性
CBDオイルと癌の関係性

癌は日本人の死因第1位の病気で、今では国民の2人に1人が一生のうちになんからの癌にかかると言われています。それほど身近な存在にもかかわらず、たくさんの情報が錯綜するなかで、癌とは実際どういう病気なのか、何が原因なのか分からないことも多いのが現状です。本記事では、癌の実態について知るべきことを分かりやすくまとめました。

目次

癌とは?

癌とは、体の一部の細胞が変異することで発生する病気です。変異した細胞を癌細胞と呼びます。癌細胞は周りの健康な細胞に広がったり、栄養分を奪ったりして時間をかけて増殖していきます。増殖していくと腫瘍が形成され、さらに血流やリンパの流れに乗って体のあちこちに転移します。癌が進行すると、癌細胞が発生した臓器や組織が破壊され、また栄養を奪われて体が衰弱していきます。

①癌の特徴

癌には3つの特徴があります。

  • 自律性増殖

    ヒトの正常な新陳代謝を無視して、自律的に増殖を続け、止まることがない

  • 浸潤と転移

    周囲に滲み出るように広がる(浸潤)、体のあちこちに飛び火する(転移)などして、次々と新しい癌組織を作る

  • 悪液質

    他の正常な細胞が摂取しようとする栄養を奪いつづけるため、体が衰弱する

自律性増殖の特徴のみを持つものは良性腫瘍と呼ばれており、増殖のペースもゆっくりとしています。3つ全ての特徴を持つものが悪性腫瘍(癌)となります。

癌の種類

現在、100種類以上の癌が確認されています。癌の種類は、癌細胞が発生した臓器、組織に由来して名付けられます。一般的によく知られているのは肺癌、胃癌、大腸癌など臓器の癌です。このほか、白血病や悪性リンパ腫など造血器系にできる癌、筋肉や骨、血管などに形成される肉腫などがあります。

③癌の症状

癌は初期段階では、あまり自覚症状がありません。痛みを感じるようになるのは、多くの場合かなり進行してからです。初期から少し進行してくると、癌が発生している臓器・組織に由来していくつかの症状が出てきます。
癌の代表的な症状は以下です。

  • しつこい咳・血痰
  • 用便習慣の変化
  • 排泄物に血が混じる(血便、血尿)
  • 貧血
  • 胸のしこり、分泌液
  • 声のかすれ
  • 腺の肥大
  • いぼやホクロの明らかな変化
  • 飲み込みづらさ
  • 不正出血
  • 体重の減少
  • 発熱、寝汗
  • 疲労感
  • 腰痛、骨盤痛、頭痛

癌の原因

癌は、細胞内のDNAに変異が起こることで発生する遺伝的疾患です。DNAに変異が起こると、急速な、また制御不可能な細胞の成長、DNAエラーの修復ミスなどが起こります。では、何が遺伝子の突然変異を引き起こすのでしょうか?要因は大きく2つに分けられます。

  • 生まれ持った変異遺伝子:親から変異した遺伝子を受け継いだ、ということになります。一部の遺伝性の癌に見られます。
  • 生後に起こった遺伝子の変異:なんらかの要因で遺伝子の突然変異を誘発した、ということになります。

①癌の原因一覧

遺伝子の突然変異または損傷を誘発する外部的要因としては以下が挙げられます。

  • 喫煙
  • アルコールの多量摂取
  • 紫外線
  • 放射能
  • 肥満
  • 運動不足
  • 不摂生
  • 慢性炎症
  • 発癌性物質(アスベスト、アスパルテームなど)
  • 加齢

②こんなひとがなりやすい

癌には、大腸癌、乳癌、前立腺癌など遺伝的要素を持つものも一部ありますが、ほとんどは私たちの生活習慣が原因になると言われています。前項目ではその原因の一部を挙げましたが、その点をふまえて、癌になりやすい人の特徴や生活習慣を具体的に見ていきましょう。

  • タバコを吸う人・過去に吸っていた人

    タバコの煙には約60種類の発癌性物質が含まれていると言われています。国立癌研究センターの調査によると、喫煙はほぼすべての癌のリスクを確実に高めるとしています。たとえば、喫煙者の癌全般の発生率は、吸わない人と比べて男性で約1.6倍、女性で約1.5倍です。これが肺癌になると、約4倍以上になります。また、副流煙を吸う環境にある人のリスクも高まるので、非喫煙者でも注意が必要です。さらに、アルコールとタバコの併用も発癌リスクを高めます。

  • 飲酒習慣のある人

    アルコールの場合、1日のアルコール摂取量が平均2、3合以上となると、癌の発生率は約1.5倍になることが分かっています。多量飲酒の習慣がある人は、胃癌、食道癌、咽頭癌、肝臓癌など消化器系の癌のリスクが高まると言われています。

  • 食事が偏っている人

    癌に悪い食べ物・食習慣の代表的な例は、塩分の摂り過ぎです。塩分濃度が高い塩蔵食品を食べる人は、胃癌になる確率が約1.8倍となるというデータも出ています。また、熱い食べ物・飲み物を摂ると、口内や消化器官の癌のリスクが高まります。その他、国際癌研究機関によると、赤肉と加工肉は発癌性があるとしており、特に加工肉と大腸癌などの関係が指摘されています。
    一方で、適量のコーヒー・緑茶、緑黄色野菜、大豆製品に含まれるイソフラボンなどは、癌のリスクを下げると言われています。

  • 運動をしない人

    適度な運動をする人は、運動をしない人と比較して、癌にかかるリスクは約15%減少することが分かっています。

  • 低体温の人

    癌細胞が好む体温は35度台であると言われています。体温が平熱より1度上がると免疫力は5倍に上がります。また癌細胞が死滅する温度は39.3%と言われています。逆に35度台の低体温と、癌細胞が増殖しやすくなるので、低体温の人は実際癌になりやすいのです。

癌の予防法

癌の原因、癌になりやすい人と見てきました。ここまでを理解していれば、癌の予防法も自然と見えてくるでしょう。具体的には以下の方法が挙げられます。

  • 禁煙または副流煙を避ける
  • アルコールの多量摂取を避ける
  • 野菜を多めにしたバランスのとれた食事を心がける
  • 適度な運動を日常的に行う
  • ストレスを溜めない
癌になったときの対処法

癌にかかってしまった時は、冷静になることが一番重要です。パニックにならず、どんな対処法があるのか主治医の説明を聞いた上で、インターネット内での情報を調べた上で最適な対処法を選ぶようにしましょう!

①癌の治療法

手術、薬物療法(抗癌剤治療)、放射線治療が、癌の三大治療と言われています。多くの場合は、これらの治療法を組み合わせながら治療が進められます。どんな癌でも早期に発見し、適切な治療を行えば、完治する確率が高くなります。

  • 外科手術

    癌が発生した部分や腫瘍を切除する治療法です。白血病などの血液の癌や転移性癌では行われません。効果的に癌を取り除くことができますが、術後の感染症・合併症や痛みなどのリスクもあります。

  • 薬物療法

    主に抗癌剤、ホルモン剤などを用いて行う治療法です。抗癌剤は、癌細胞の分裂を抑え、癌細胞を殺す薬です。また、癌を殺す作用を助ける薬として免疫賦活剤があります。薬物療法は、転移性癌や血液の癌などの治療としても有効です。特に、急性白血病、悪性リンパ腫、精巣腫瘍などにおいて抗癌剤治療は高い成功率があります。しかし、抗癌剤は癌細胞を殺すだけでなく健康な細胞も傷つけてしまうという副作用も持ちます。副作用は、吐き気・嘔吐、脱毛、白血球減少、肝機能障害、疲労感などです。

  • 放射線治療

    高線量の放射線を照射して細胞のDNAに損傷を与えることによって癌細胞を殺す、または腫瘍を縮小させる治療法です。体の外から放射線を照射する外部照射、放射性物質を体内に取り込む内部照射の2つのやり方があります。また腫瘍を小さくさせることで、癌に関連する痛みを緩和する効果もあります。放射線は正常な細胞にはそれほど作用しないと言われています。副作用は、吐き気・嘔吐、脱毛、疲労感、皮膚の変化などです。

このほか、体本来の免疫力を回復させて癌を治療する免疫療法、造血器細胞移植、代替医療などの治療法があります。癌に関連する痛みを緩和する緩和ケアも治療法のひとつに含まれます。

②癌に効くとされている代替療法

さまざまな代替療法が癌に効く、と言われていますが、そのうちのいくつかをご紹介します。

  • マクロビオティック食

    野菜や玄米を中心とした食事療法です。

  • 鍼灸

    化学療法による吐き気・嘔吐、癌の痛みの治療に効果があると言われています。

  • マッサージ

    癌に伴う痛み、不安、疲労感を緩和する緩和ケアとして使用されます。

  • CBDオイル

    癌の痛み、化学療法による吐き気・嘔吐に対する緩和ケアとして注目されています。

③CBDオイルと癌

CBDオイルは、産業用大麻またはヘンプの茎から抽出された有効成分カンナビジオール(CBD)を豊富に含むオイルです。CBDは精神作用しない大麻化合物なので、CBDを摂取しても大麻喫煙のような精神活性状態にはなりません。CBDには癌細胞の増殖を抑える作用、癌細胞の浸潤や転移を抑える作用、抗癌剤の副作用を軽減する作用が報告されています。CBDは癌細胞の死を促しますが、健康な細胞には作用しないために副作用が少ないと言われています。また、鎮痛効果、抗不安効果、制吐作用などを持つため、癌の痛み、癌治療に伴う不安、吐き気・嘔吐を抑制すると言われています。

④CBDが癌に効いたとされる例

  • 悪性前立腺癌を克服した生化学者デニス・ヒルの場合

    デニス・ヒルはアメリカの生化学者であり、癌研究者でもありました。2010年に悪性前立腺癌と診断されたヒルは、従来の治療法を拒否し、CBDが含まれた大麻オイルで治療することを選びました。3ヶ月後、主な癌は消えましたが、まだ転移性病変が一部残っていました。その後も治療を続けると、さらに3ヶ月後にはすべての癌が消えました。大麻オイルは、CBDとTHCがバランスよく含まれていることが重要だ、とデニスは主張しています。

  • 白血病を克服したランドン・リドルの場合

    2歳で白血病と診断されたランドンの生存率は、たった8%でした。化学療法が行われましたが、病状は悪化し、神経障害などの副作用も併発しました。母親がCBDを高濃度含む大麻オイルを与えるようになると、病状は劇的に改善しました。化学療法の副作用を回避するため、それ以来は大麻オイルのみで治療をしていますが、白血病は寛解しています。ランドンは今5歳になり、これまでになく健康な状態です。

  • 肺癌と脳腫瘍を克服したスタン・ラトナーの場合

    過去に非ホジキンリンパ腫を患い、従来の治療法で克服したスタンは、その約20年後に肺癌と脳腫瘍であると診断されました。今回は化学療法も放射線治療も効果を示さなかったため、大麻オイルを注入したココナッツオイルを鎮痛のために使い始めました。すると、劇的な効果があったため、今度はTHCとCBDを高濃度含む大麻オイルを使用することにしました。2年後、スタンは完全に癌を克服しました。

カンナビノイドを化学療法と共に用いることで白血病細胞が死滅

カンナビノイドと化学療法のコラボ

カンナビノイド類を化学療法と一緒に用いることで、白血病細胞を死滅させる効果があると、新たな研究で論じられています。
まず化学療法を最初に行います。そこから続けてカンナビノイドを用いると、血液癌細胞に対して作用し、症状が改善されると報告されています。
これまでの既存の化学療法処置が、カンナビノイドと結合することで、化学療法だけ行うより、良い結果をもたらすことが発見されました。これにより、化学療法における薬剤等の使用量も従来より少なくて済むことになります。

ロンドンの医療チームの研究が開花

ロンドンのセント・ジョージ大学のウェイ・リウ博士率いる研究チームの報告は次のように伝えました。「カンナビノイド類と化学療法の併用がこの治療の全体的な効果を決定する重要なポイントであることを、このたび我がチームが立証できたと言える」。
「これらのエキス類は、高濃度かつ高純度を保っているものであり、そのため、大麻草の吸引では同じ効果は得られません。しかしながら、カンナビノイド類は腫瘍学の分野において大変期待されている成分なので、今後様々な研究を経て、最大限の治療的効果を得る方法が確立されるかと思われます」。
カンナビノイドは大麻が含有する活性化学成分であり、特に植物性カンナビノイドとして認識されています。草から抽出し精製されたものは、特にある種の脳の癌において、抑制効果が見られることが分かっています。

白血病の治療に希望が

今回、研究所で癌細胞が研究され、白血病細胞に対し様々なカンナビノイド類のコンビネーションの作用が観察されることとなりました。そこで既存の化学療法による医療処置が、カンナビノイド類と共にどう作用したかが調べられました。
こうして臨床研究がいくつか行われており、癌患者に対するカンナビノイドの有効性が評価されています。

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