てんかんと聞いて、皆さんはどんなイメージが浮かびますか?けいれんする、発作で倒れる、などパッと思いつくものはあるものの、その実態を明確に知っている人はそんなに多くはないかもしれません。そこで、ここではてんかんについて詳しく調べてみることにしました!
目次
てんかんとは?
てんかんは脳の神経学的疾患の一種です。コントロールできない発作が起こるのが特徴的で、その症状によって他の健康問題を引き起こすこともあります。また発作にもさまざまなタイプがあります。患者はそれぞれ同じタイプの発作を繰り返すことが多いのも特徴の一つです。てんかん患者の80%には投薬治療や手術が効果的で、自然と治ってしまう人もいます。しかし、約2割の人は治療が効かない難治性てんかんを患っています。
世界保健機関(WHO)は次のように定義しています。
「てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であり、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見を伴う」
①てんかんの症状一覧
てんかんの発作には、さまざまなタイプがありますが、まず以下のような症状が出たときは注意しましょう。
- 一時的な精神錯乱
- ほんのひととき視線が動かなくなる
- コントロールできない手足のけいれん
- 意識の消失
- 精神症状
また発作の種類は、異常な脳活動の始まり方によって、部分発作と全般発作の大きく2種類に分けられています。
▽部分発作
脳の一部でのみ異常活動が起こった場合の発作を、部分発作と呼びます。部分発作はさらに2種類に分けられます。
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単純部分発作
意識の消失を伴わない発作です。感情に変化が起こったり、視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚などに変化が起こったりします。また、手足などに不随意けいれんが起こるなどの運動機能障害、チクチク、めまい、チカチカ光が見えるなどの感覚症状があります。
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複雑部分発作
意識の消失または変性を伴います。宙を見つめてぼーっとして周りに反応しない、または手をこする、グルグル歩き回る、噛むといった反復運動を起こす、などの症状が見られます。
部分発作の症状は、偏頭痛、ナルコレプシー、その他精神疾患と混同されることがあるので、詳しい検査が必要になります。
▽全般発作
脳の全範囲で起こる過剰な興奮のために起こる発作です。全般発作には6つの種類があります。
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欠伸発作
子供に起こることが多い発作です。また連続して起こることもあり、短い時間意識を失いますが、倒れることはありません。宙をぼーっと見つめて反応しない、瞬きや唇鳴らしなど、わずかな身体運動を見せる、などの症状があります。
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強直発作
筋肉の硬直が起こる発作です。手足、背中など全身の筋肉が硬直し、地面に倒れることもあります。
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脱力発作
別名くず折れ発作と呼ばれることもあります。筋制御機能を失い、地面にくずれるように倒れる発作です。
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間代発作
反復的または一定のリズムで生じるけいれん発作です。主に手足、顔などに起こります。
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ミオクロニー発作
突然起こる短いけいれんやピクっと筋肉が収縮する発作です。
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強直間代発作
突然意識を失い、体が硬直したり、けいれんしたりする発作です。時に、膀胱の制御ができなくなったり、舌を噛んだりすることもあります。
てんかんの原因
てんかんにはさまざまな原因があります。患者の半数以上は原因不明で、特発性てんかんと呼ばれています。原因が分かっているてんかんもあり、こちらは症候性てんかんと呼ばれています。
①てんかんの原因一覧
症候性てんかんの原因の一部がこちらです。
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頭部外傷
なんらかの事故に遭ったりして、頭部に外傷を負うとてんかんを起こしやすくなります。
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脳疾患
脳腫瘍や脳卒中など、脳に損傷が起こる疾患によって、てんかんを発症することがあります。アメリカでは、35歳以上で発症するてんかんの原因第一位が脳卒中です。
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感染症
髄膜炎、AIDS、ウイルス性脳炎もてんかんを引き起こすことがあります。
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出産前損傷
さまざまな原因によって起こる出産前の胎児に起こる脳損傷のことです。母親が感染症にかかったり、栄養または酸素不足になったりすることで起こります。これらの損傷は、てんかんや脳性まひを引き起こすことがあります。
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発達障害
てんかんは、自閉症や神経線維腫症などの発達障害に伴うこともあります。
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遺伝
てんかんが遺伝することは少ないとされていますが、特定のタイプのてんかんは遺伝性を持つ可能性があります。
②こんなひとがなりやすい
以下の要因は、てんかんを引き起こすリスクが高める可能性があります。
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年齢
一般的なてんかんの発症時期は、小児期または60歳以降ですが、どんな年齢でも起こる可能性はあります。
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頭部外傷
頭部損傷は、てんかんの原因の一つです。頭部を傷つけないように、バイク・自転車の運転、またはスポーツをする際などにはヘルメットを着用して、頭部損傷のリスクを減らしましょう。
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脳卒中、血管疾患
脳卒中やその他血管疾患は、てんかんの原因となる脳損傷を起こす可能性があります。
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認知症
高齢者においては、認知症はてんかんのリスクを高めます。
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脳の感染症
脳や脊髄に炎症を起こすような感染症にかかると、てんかんになるリスクが高くなります。
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小児期の発作
子供は熱性けいれんを起こすことがよくあります。通常、熱性けいれんが起こったからといって、てんかんになることはありません。しかし、けいれんが長く続くとてんかんになるリスクは高くなります。
てんかんの予防法
てんかんにかからないようにするためにできることをいくつか紹介します。
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外傷性脳損傷を避ける
脳損傷はてんかんのリスクを高めます。脳損傷を起こさないように、交通事故を起こさない、シートベルトの着用、ヘルメットの着用などに気をつけることができます。また転んで頭を打つことがないように、歩いたり階段を使ったりするときは足元に気をつけましょう。
脳損傷が起こった場合は必ず医師の診察を受けましょう。 -
脳卒中や心疾患のリスクを下げる
アルコール摂取量を減らす、禁煙、健康的な食事や運動などによって、これらの疾患のリスクを下げることができます。
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手洗い &食品の安全性の徹底
嚢虫症は、発展途上国ではよくあるてんかんの原因です。これは寄生虫によって引き起こされる感染症なので、清潔状態を保つことで防ぐことができます。
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妊娠中の健康に気をつける
妊娠中の健康状態や出産時の状態によって、子供にてんかんが起こることがあります。自分の状態を医師や看護師とよく相談し、健康を保てるように気をつけましょう。
てんかんになってしまったときの対処法
てんかんにかかった場合は、どのような対処をすることができるかを調べました。
①発作になる前に
どのような状態・状況がてんかんを誘発するか理解しましょう。例えば以下のようなことがきっかけになることがあります。
- ストレス、不安その他感情
- アルコールまたは薬物の乱用、またはそれらを断つプロセス
- 深刻な寝不足、睡眠サイクルの変化、疲労感
- 薬の変更、薬の飲み忘れ
- 強すぎる光など感覚を過剰に刺激するもの
- ホルモンの変化。女性の場合、特に妊娠または生理時など。
- 精神的緊張
これらの誘発要因を理解すると発作が起きないようにするのに役立ちます。具体的には次のように気をつけることができるでしょう。
- 十分な睡眠をとる。睡眠パターンを固定する
- ストレス管理をできるようになる。リラックスする方法を見つける
- アルコールや薬物を避ける
- 処方箋通りに服薬を続ける
- 明るい光、閃光、視覚刺激を避ける
- TVやPCを使わない時間を作る
- 健康的な食事
②てんかんに効く薬
てんかんの治療は通常、服薬治療が行われます。大半の人は、1種類の抗てんかん薬によって発作が収まります。複数の薬を組み合わせて、発作を抑える患者もいます。また薬によって長期間発作が出なくなった場合は、最終的に薬を止めても発作のない生活を送ることができます。医師は適切な薬を適切な量処方するために、病状、発作頻度、年齢などを考慮して薬を選びます。
抗てんかん薬には以下のような副作用が出る場合があります。
- 軽度〜中度
- 疲労感
- めまい
- 体重増加
- 骨密度の低下
- 皮膚発疹
- 協調運動障害
- 会話障害
- 記憶・思考障害
- 重度
- うつ
- 自殺願望および行動
- 重い発疹
- 肝臓など一部の臓器の炎症
また治療を成功させるためには、以下のステップを守りましょう。
- 処方された通りに正確に服薬する
- ジェネリック薬に切り替えるとき、ならびに他の処方薬、店頭販売薬またはハーブ薬を摂取する前に、必ず医師に相談する
- 医師の指示より前に服薬を止めない
- うつ感情、自殺願望、またはいつもと違う気分・行動の変化
少なくとも半数の人は、最初の薬で発作がゼロになります。しかし、発作が収まらない場合、発作を起こす場所が脳の一部であることがはっきり分かっている場合などは、外科手術を勧めることもあります。
③難治性てんかん
約2〜3割の方は、抗てんかん薬を飲んでも発作が止まらないことがあります。複数の抗てんかん薬を使用し、長期間治療しても発作が止まらず、日常生活に支障をきたす状態を、難治性てんかんといいます。また頻繁な発作のために、小児期の場合は発達障害を引き起こすことがあります。難治性てんかんには、誤診、薬物耐性などさまざまな原因が考えられますが、原因が分からないことも多いです。
難治性てんかんには以下のような種類があります。
- ウェスト症候群
- レノックス・ガストー症候群
- 大田原症候群
- 早期ミオクロニー脳症
- ドラベ症候群
- ミオクロニー欠神てんかん
- ミオクロニー失立てんかん
- ランドウ・クレフナー症候群
治療としては、発作部位が特定でき、切除しても安全と判断された場合は外科手術が行われます。手術でも症状が回復しない場合は、迷走神経刺激療法(VNS)や食事療法などで治療を進めていきます。
④てんかんに効くとされている食べ物、サプリ
てんかんでは通常、特に制限される食品はありませんが、治療に役立つ食べ物・サプリメントなどについて、いくつか情報を紹介しましょう。
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ケトン食療法
難治性てんかんの場合に行われる、高脂質・低炭水化物の食事療法です。 食事です。炭水化物が多いと血糖値が上がり、脳の過活動を引き起こすことがあるため、炭水化物の摂取量を抑え、代わりに脂肪分からエネルギーを作ります。約半数の患者に効果が出る、と言われています。
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オメガ-3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は、神経機能を助け、脳を強化する脳内のリン脂質を増加させます。これはストレスや不安に耐えること、また発作の軽減に役立ちます。オメガ-3脂肪酸が豊富な食べ物:ヘンプシードオイル、亜麻仁オイル、えごまオイル、青魚、くるみ、豆類、栗
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マグネシウム
マグネシウム不足は発作リスクを高めます。マグネシウムは脳ならびに神経系の機能を助けると言われています。
マグネシウムが豊富な食べ物:ナッツ、大豆、ビーツ、海藻類、魚介類 -
ビタミンB6
発作の軽減に効果がある、と言われています。ビタミンB6は、中枢神経系に有益です。
ビタミンB6が豊富な食べ物:にんにく、かぶの葉、マグロ、カツオ、レバー、とうがらし、バナナ -
CBDオイル
CBDオイルは、産業用大麻またはヘンプの茎から抽出された有効成分カンナビジオール(CBD)を豊富に含むオイルです。CBDは精神作用しない大麻化合物なので、CBDを摂取しても大麻喫煙のような精神活性状態にはなりません。CBDは抗けいれん効果を持っており、海外では特にドラベ症候群など難治性てんかんの治療に効果を示した例が多く報告されています。これらの事例では、発作抑制に伴い、知的発達の改善も見られています。
現在イギリスの製薬会社GWファーマは、CBD抽出物を元にした抗てんかん薬を開発中です。
▽CBDオイルで発作が収まった例
- シャーロット・フィジー(アメリカ):ドラベ症候群の少女が、CBDを豊富に含む大麻オイルの摂取による、1日100回以上あった発作回数がゼロになった。
- エイヴァ・トゥーメイ(アイルランド):ドラベ症候群の少女が、CBDオイル治療を受けて、発作がゼロに抑制された。
- グレース・エリザルデ(メキシコ):レノックス・ガストー症候群の少女が、CBDオイルを摂取して発作が消えた。
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