ピネン:がんを殺す記憶力強化テルペン

大麻に含まれる多くの活性成分は、大麻による医療効果の大半をもたらす奇跡の分子カンナビノイドだけがすべてではありません。大麻にはカンナビノイドに似た化学物質で、芳醇な香りをもたらすテルペンについて知っている人もいるでしょう。

テルペンもカンナビノイドと同じように治療効果をもたらすことは、ほとんどの人に知られていません。

1.テルペンとは

テルペンは大麻のトリコーム内に含まれる特別な分泌細胞の中で生成されます。トリコームとは、花、時には葉を覆う微細な樹脂性の器官です。トリコームはTHCやCBDなどカンナビノイドの全てが生成される場所でもあります。自然界には約2万種類のテルペンが存在しており、200種類以上が大麻に含まれることが特定されています(対照的にカンナビノイドは111種類)。

アミノ酸と同様(または記憶力・集中力に関してはより向地性を持つ可能性がある)、テルペンはビタミン、ホルモン、色素、樹脂、カンナビノイドの生成に役立つ、大麻の生理学における強力な構成要素です。大麻草は気温が高くなると、より多くのテルペンを放出します。

テルペンは香りの他にも、大麻草を昆虫や動物といった捕食者から保護することを含む複数の役割を果たしています。テルペンはトリコーム内の全樹脂のおよそ10〜20%を占めています。喫煙された樹脂の10〜30%はテルペンによるものだと推定されています。

2.ピネンを理解する

ピネンには2つの種類、αピネンとβピネンがあります。αピネンは松葉またはローズマリーの香りを持ち、βピネンはディル、パセリ、ローズマリー、バジルまたはホップのような香りがします。同じテルペンのミルセン、リモネンと同様、ピネンは多くの大麻以外の植物にも含まれています。実際ピネンは、植物界ではもっとも一般的なテルペンなのです。

ピネンの医学的有効性は、精神的集中とエネルギーの向上が含まれます。また気管支拡張剤としても作用するので、ぜんそくやその他呼吸器疾患を持つ人に役立ちます。さらに、外用の消毒剤としても使用できます。とはいえ、ピネンの最も有望な用途は、がん性腫瘍の大きさを縮小する力です。

ピネンの魔法のような力は、血液脳関門を通過できる能力によるものです。脳に到達すると、既存の神経伝達物質に働きかけ、記憶力の向上をもたらします。ピネンはTHCの影響を抑制することも示されています。これはTHCを大量摂取した際のマイナスな心理的反応またはパラノイアを軽減させる可能性のある、アントラージュ効果の一例です。

ピネンの力は真新しいものではありません。文字通り数千年前から、世界中の多くの文化でローズマリーやセージといったピネンを大量に含む植物が、記憶の維持や強化に使用されていました。ピネンがどのように脳でこの作用を発揮するか研究者が少しずつ理解し始めたのは、ごく最近のことです。

3.ピネンの研究

2002年にインハレーション・トキシコロジー誌に出版された研究では、αピネンは有効な気管支拡張剤であることが明らかになりました。これはαピネンが上気道系の気道を開くことを意味します。このため、ピネンが豊富な大麻品種はぜんそくなどの疾患にとって有効な治療法となります。

中国の東北林業大学が2011年に実施した研究では、ピネンの抗菌特性が細菌及びウイルス感染の治療を可能であることを明らかにしました。研究は、ピネンが、従来の細菌感染よりも治療がはるかにこんなんなんウイルス性気管支炎の有効な治療法である可能性があると結論づけられています。

ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー誌に2011年に発表された、イーサン・ルッソが実施した研究では、癌、関節炎、クローン病、多発性硬化症を含む炎症性疾患に対して有効性を示す可能性のある抗炎症特性をαピネンが持つことを明らかにしました。研究は、αピネンならびに大麻に含まれる全てのテルペンが治療的価値をもたらすために相乗的に作用する、と結論づけられました。

「テルペンは大麻系薬効エキストラクトが持つアントラージュ効果に対して有意義に貢献する可能性のある、優れた治療効果を示します。植物性カンナビノイドとテルペノイドの相互作用は、疼痛、炎症、うつびょう、不安障害、依存症、てんかん、癌、真菌および細菌感染の治療に関して相乗効果を生み出す可能性があります」

2013年の研究では、ピネンががん性腫瘍の大きさを縮小させ、また抗酸化作用、抗がん作用を示すことが明らかになりました。2014年に松葉から抽出されたαピネンに関して行われた研究では、αピネンが有効な抗がん治療法であることが分かりました。研究は次のように結論づけられています。

「これらを合わせると、これらの研究結果はαピネンが潜在的な抗がん剤として使用できる可能性を示唆しています」

これまで実施された限られた研究の中でおそらく最も重要な研究結果は、ピネンならびにすべてのテルペンが、その他テルペンやTHCといったカンナビノイドと相乗的に作用し、特に癌など広範な疾患に苦しむ患者に対して治療効果を提供するということです。もちろん、医師や医療大麻薬局店員がそのような疾患を持つ患者に対してピネンが豊富な大麻品種を勧め始める前に、さらなる研究が必要です。

ピネンが豊富な大麻品種は、ブッバ・クッシュ(インディカ)、チェンドーグ(ハイブリッド)、トレインレック(ハイブリッド)などがあります。

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翻訳出典:Massroots