オランダが闇市依存を終わらせるため大麻生産の合法化を検討

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大麻天国として有名なオランダですが、実は現時点では完全に大麻を合法化しているわけではないということをご存知でしたか?その現状がまもなく変わる可能性があるというニュースを紹介します。

オランダにおける大麻取引のジレンマ

オランダは嗜好目的の大麻生産の合法化を検討中です。オランダを大麻が合法の国として見ていた多くの人にとっては驚きかも知れません。しかし、現行法では、認可を受けたコーヒーショップが少量の嗜好用大麻の販売を認められているのみです。また、大麻の生産は今でも違法です。これによって明らかに複雑な状況が作り出されました。コーヒーショップは合法的な大麻の販売を認められているかも知れませんが、コーヒーショップは闇市場で大麻を購入することを強いられているのです。新法案によってこのジレンマが解決される可能性があります。

新法案は警察にも役立ちます。毎年オランダ警察は違法な大麻栽培を何百件も強制捜査しています。またコーヒーショップに供給する大麻を栽培しても受けている組織犯罪が、オランダで増加しているという報告もあります。しかし合法的な大麻生産によってこれらの組織を取り除き、より安全な市場を作ることが可能になるでしょう。

一部には、認可栽培を認めることで小規模の生産者が押し出されてしまうことを懸念する声もあります。しかし、闇市場取引に関する費用増加もあるので、小規模の生産者が失われることは単に事業を行うためのコストとなるかもしれません。

 

参考:Civilized