症状緩和に効果！乾癬・湿疹のためのCBDオイル使用法

コロラド大学で乾癬・湿疹に対するCBDオイルの効果を調査する新たな治験が行われています。CBDオイルはすでにこれらの皮膚疾患を持つ患者、特にステロイドが効かない患者の間で人気を得ています。これまでに分かっていることについて調べてみました。

湿疹とは？

湿疹とは多くの皮膚疾患に関係しており、乾燥してかゆみのある皮膚として特徴付けられます。アメリカ人の約10%、すなわち300万人以上が何らか湿疹に悩んでいます。よく見られるのは顔、膝の裏、肘の内側、手足などに起こる赤みが伴うかゆみ、炎症の起こった荒れた皮膚で、特に子供に多く見られます。皮膚をひっかくと悪化し、擦り傷になったり、敏感になったり、腫れたりします。

湿疹は皮膚における免疫細胞の過剰反応によって引き起こされると医師は考えています。石鹸や花粉、ペットのフケといった些細なものが、必要のない免疫反応として炎症を誘発します。湿疹に対する治療薬はありません。多くの人々が症状を抑えるためにステロイド薬を使用しますが、ステロイド薬には副作用があり、また誰にでも効くわけではありません。

乾癬とは？

乾癬の症状

乾癬とは炎症を引き起こし、皮膚細胞が異常な速さ（通常の10倍以上）で生成される慢性的な自己免疫疾患です。皮膚細胞があまりに速く生成されるため、新しい皮膚細胞が十分でない状態で皮膚の表面に達してしまいます。典型的なのは、未熟な皮膚細胞の蓄積によって銀色でウロコのように見える盛り上がった部分ができることです。乾癬もまた炎症や赤み、腫れ、不快感を引き起こす痛みとかゆみを伴う疾患です。

また、乾癬患者は関節症性乾癬やメンタルヘルス疾患を発症するリスクが高くなります。実際、乾癬患者の最大30%が関節症性乾癬を発症します。さらに、痛みや疲労感、不眠症もよく見られる関連症状で、これらの症状はメンタルヘルス疾患の要因となります。2010年の研究では、乾癬患者は皮膚疾患を持たない人よりも39%うつ傾向が高く、また31%も不安障害を持つ傾向が高まることが分かりました。
乾癬の原因

日本国内の患者数は10万人以上と言われている乾癬ですが、原因はまだ解明されていません。乾癬になりやすい体質があり、そこに感染症やストレス、薬剤などの要因が加わって発症すると考えられています。しかし他人が患部を触ったりしても決してうつることはありません。
乾癬の治療法

乾癬を完治させる方法は現時点ではまだ見つかっていません。したがって主な治療は症状を抑えることに中心となります。治療法は大きく分けて4つあります。1つ目はステロイド外用薬やビタミンD3外用薬を塗布する外用療法、2つ目は紫外線を照射する光線療法、３つ目はビタミン剤や免疫抑制剤を服用する内服療法、4つ目は点滴・注射などで生物学的製剤を投与する方法です。患者の症状や体調を見ながら組み合わせて治療を行うこともあります。

CBDオイルが乾癬や湿疹に役立つ仕組み

CBDオイルは人体のエンドカンナビノイドシステム（ECS）を通じて乾癬や湿疹に役立ちます。ECSとは、以下を含む多くの機能の調整を助ける大規模なニューロンのネットワークです。

睡眠
気分
食欲
痛み
炎症
免疫系機能

ECSは、エンドカンナビノイドとして知られる人体にもともと備わっているカンナビノイドや受容体で構成されています。皮膚全体や免疫細胞も含め、ほぼ全ての細胞に受容体が存在します。そこでCBDオイルが頭角を表すのです。大麻は皮膚にあるエンドカンナビノイド受容体と相互作用することができ、乾癬や湿疹に悩む人々の炎症、痛み、かゆみの軽減ならびに乾燥肌、かゆみ、敏感肌で悩む人の症状の軽減に役立ちます。コロラド大学による2017年のレビューによると、CBD、CBG、CBNは全て乾癬に対する潜在的な用途を持ちます。すなわち、乾癬に対するCBDオイルは有望な治療法となる可能性があります。

2009年の研究では、これらの皮膚疾患がイーサン・ルッソ博士によって名付けられた“臨床的エンドカンナビノイド欠乏症”というECSの不均衡によって起こるのだとさえ一部の研究者は考えました。カンナビノイド欠乏症によって弾きこされる可能性のあるその他の疾患には線維筋痛症、偏頭痛、過敏性腸症候群などがあります。とはいえ、さらなる研究が間違いなく必要です。

大麻の特性と免疫系

CBDオイルが乾癬や湿疹に役立つかもしれない理由の一つは、CBDやTHCといったカンナビノイドが免疫抑制剤だからです。すなわちカンナビノイドは、炎症などの免疫反応を減弱することができます。特に湿疹の場合、皮膚の免疫細胞が過剰反応を起こし、結果として炎症反応を誘発します。

だからCBDオイルが乾癬や湿疹に役立つのです。CBDは抗炎症特性を持つことが知られているため、荒れた皮膚に直接塗布したり、経口投与したりすると、これらの免疫細胞に働きかけ、炎症を抑えるように作用します。特に外用として塗布された場合、CBDオイルは皮膚を落ち着かせ、治癒する時間を与えます。免疫系や炎症に対する大麻の抑制効果は、クローン病、全身性エリテマトーデス、関節炎、過敏性腸症候群といった疾患にも役立ちます。

乾癬・湿疹に対するCBDオイルの使い方

大麻を用いた皮膚の治療法は驚くほどたくさんあります。THCやCBDが入った外用品もあれば、ヘンプシードオイルもありますし、毎日CBDオイルを摂取することも可能です。適切な方法を説明しましょう。

THC入り大麻ローション

ローションや軟膏といった大麻外用品の場合、大麻が合法化された州に最も多くの選択肢があります。コロラド州やカリフォルニア州といった場所では、皮膚疾患に優れているTHC入りの外用品もCBD入りの外用品も購入することができます。それはTHCも薬となりうるからです。フルスペクトラムな大麻外用品ならパパ＆バークレーやアポテカンナといったブランドをチェックしてください。
CBD入りローション

残念ながら大麻はどこでも合法化されている訳ではありませんが、アメリカでは2014年農業法のおかげでCBDのみの製品は誰でも注文することができます。THC濃度が0.3%未満のヘンプ草から作られたCBD製品は全50州で合法的に配送され、皮膚疾患にも優れています。乾癬や湿疹のためにCBDオイル外用品を考えているなら、以下のことに注意しましょう。

・アルコールや不純物が入っていないCBD外用品を探す
・第三者機関による検査を受けていることを確認する
・安全で信頼できる店からCBDを購入していることを徹底する
ヘンプシードオイル

ヘンプシードは驚くほど栄養豊かで、数世紀前から中国や韓国の伝統医療の中で使用されてきました。それはヘンプシードが、細胞生成や健康的な皮膚に必要不可欠なオメガ3やオメガ6脂肪酸を豊富に含んでいるからです。THCやCBDといったカンナビノイドはそれほど含みませんが、その代わりにビタミン、ミネラル、脂肪酸、アミノ酸が含有されています。

一部のCBDローションにもヘンプシードオイルは含まれているので、ラベルを確認してください。またオンラインで別途ヘンプシードオイルを購入し、合法的に配送してもらうこともできます。さらに、ほとんどのヘンプソープはヘンプシードオイルから作られているので、敏感肌や肌疾患を持つ人に人気です。
ヘンプシードオイル

ヘンプシードは驚くほど栄養豊かで、数世紀前から中国や韓国の伝統医療の中で使用されてきました。それはヘンプシードが、細胞生成や健康的な皮膚に必要不可欠なオメガ3やオメガ6脂肪酸を豊富に含んでいるからです。THCやCBDといったカンナビノイドはそれほど含みませんが、その代わりにビタミン、ミネラル、脂肪酸、アミノ酸が含有されています。

一部のCBDローションにもヘンプシードオイルは含まれているので、ラベルを確認してください。またオンラインで別途ヘンプシードオイルを購入し、合法的に配送してもらうこともできます。さらに、ほとんどのヘンプソープはヘンプシードオイルから作られているので、敏感肌や肌疾患を持つ人に人気です。
乾癬や湿疹のためのCBDオイル経口摂取

コロラド大学における乾癬・湿疹向けのCBDオイルを調査した臨床試験では、CBDカプセルを毎日摂取する人を研究しています。乾癬や湿疹の対処のために、CBDオイルを摂取することは、皮膚疾患の発症や症状を抑えることに役立つ可能性がありますが、さらなる研究が切望されます。CBDオイルの日常的な摂取には山ほど医学的利点がありますが、副作用はほぼありません。

とはいえ、とても困っている場合は、経口用のCBDオイルを皮膚に直接塗布して、迅速な効果を得ることもできます。ただしアルコールが含まれていないことを確認しましょう。
関連症状

CBDオイルは乾癬に関連する症状にも役立つ可能性があります。乾癬患者は関節炎や不眠症、うつ病、不安障害に苦しむ傾向にあることを上記に述べました。CBDオイルを含む大麻は、これらすべての症状に役立つと言われています。大麻の喫煙によって皮膚が荒れると報告している人もいるので、CBDが豊富な大麻株をベイプすることをお勧めします。

関連症状

CBDオイルは乾癬に関連する症状にも役立つ可能性があります。乾癬患者は関節炎や不眠症、うつ病、不安障害に苦しむ傾向にあることを上記に述べました。CBDオイルを含むヘンプ製品は、これらすべての症状に役立つと言われています。CBDが豊富に含有されているベイプ商品やCBDオイルを直接肌に塗ることをお勧めします。