ウィスコンシン州:課題の残る新CBDオイル法

法案可決は医療大麻を合法化するための同様の取り組みを導入するかもしれません。

スコット・ウォーカー州知事が先月後半に、CBDオイルと呼ばれる医療大麻抽出物の所持を認める法案に署名した後でさえ、ミルウォーキー州民主党のデヴィッド・ボーウェン下院議員は、ウィスコンシン州にとって“十分ではない”と話しています。法案が州内の生産および流通を認めていないため、CBDオイルへのアクセスを必要とするウィスコンシン州の住民は、製品を得るために長い道のりを歩まなければならないでしょう、とボーウェン議員は話しました。

「病気に苦しむ人々が天然素材を入手するために大変面倒な手順を踏まなくて済むように、入手しやすさに関する障害を除外することを承認すれば、道理にかなうでしょう」

マディソン市民主党のクリス・テイラー下院議員が発表した修正案は、ウィスコンシン州でCBDオイルを必要とする人々がオイルを生産し、使用できるようにすることを認めるものですが、共和党からの支持を得られませんでした。

「親がオイルを使用できるようにすべきだということに我々は合意しましたが、では彼らはどうやってオイルを入手するのでしょうか?」テイラー議員は問いかけました。特に発作など、CBDオイルで治療できる病気は数多くある、とボーウェン議員は話しています。

ネクーサ市共和党のスコット・クルッグ下院議員は、内科疾患を持つ個人に治療の選択肢を提供することにおいてCBDオイルは“大きな一歩”だと声明で述べています。

「危険な道はありません。CBDオイルでハイになる心配はありません。THC量は多くの疾患に対して緩和を与えますが、量は制限されています」

しかしCBDオイルは、疼痛管理、がんなどの慢性疾患、過酷な治療においても患者が食べることができるようにする、などのような医療大麻と同じ利益をもたらさない、とテイラー議員は言います。

「医療大麻は数多くの深刻な健康問題に対処できます」

特別大麻ケア法として知られる、テイラー議員が発表した法案は、今年の前半にウィスコンシン州における医療大麻を合法化するものです。

出典: The Badger HERALD