コロラド州:PTSD患者に対する医療大麻の認可は間近

この法案が成立するまでにたったいくつかの越えるべき障害があるのみです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)による深刻な影響に苦しむコロラド州住民はまもなく、州における医療大麻プログラムに参加できるようになるかもしれません。数年にわたる政治的ごまかしおよび政策のサンドバッグとなった後、州議会議員はようやくPTSDの患者に対し、処方薬に反して大麻を治療の選択肢として認可すべきだと確信したようです。

今週の前半、上・下院議員は、PTSD患者に対して医療大麻を勧めることを医師に認めることを目的とした提案書に承認証を押しました。法案を共同で提案した上院議員ジョナサン・シンガーは次のように述べました。

「この縁起の良い日に我々は大事な法案を得ました。PTSDに対する治療法がないことを我々は知っています。セラピー、投薬、運動、食事療法。特効薬はありません。法案は門戸を開きます。我々の退役軍人が、国のために自らの健康を犠牲にすることを決断したように、そして時に 精神的健康をも犠牲にしたように、自らの未来を犠牲にしないことを保証するために門戸が開かれるのです」

不思議なことに、州の退役軍人が医療大麻論争の焦点であった一方で、上院法案17に関する最近の交渉では、PTSDと診断された子供たちに大麻を喫煙する能力があるかという意見に集中していたようです。実際、最初に18歳以下の子供に医療大麻の推薦を認可した法案で使用される言葉が、立法におけるほとんどの不決断の原因だと言われています。

しかし木曜日に、若年者に関して安全対策を課すという修正案が出されました。今この法案では、18歳以下の子供がこのプログラムに参加できるようになる前に、小児科医、認可された家庭医、または小児精神科医から承認を得ることが要求されます。これは、ある州議会議員が未成年の使用をすべて禁止する修正案を通そうと試みたことへの妥協策でした。

21歳以上の成人が娯楽用に大麻を入手できるなど、大麻はコロラド州において完全に合法ですが、患者活動家団体は、高い税金がもたらす娯楽部門の全費用のためにPTSD患者(多くが一定の収入を持つ)が緩和を求めて定期的にこの部門を訪れることができない、と抗議しています。

実際、PTSDが州の医療大麻プログラムにおける特定の病状に含まれていないために、多くの退役軍人を闇市に大麻を買いに行かせたと言う者もいます。

上院法案17が成立するためには、上院による一致を得る前に上・下院によって認可される必要があります。すべてうまくいけば、法案は、それに署名することが期待されるヒッケンルーパー州知事の事務所に送られます。