研究報告: 十代の大麻常習とその後の健康問題の因果関係

十代の若者と大麻

十代の若者による慢性的な大麻使用と、その後の20余年間における精神的・肉体的な障害事例の間に因果関係はないことが新たな研究で報告された。

研究チームは、ピッツバーグ在住の若者400人の少年たちの健康状況を、中学校1年生から36歳になるまで追跡調査。アフリカ系人種と白色人種を含むこれらの少年たちは、個々のマリファナ使用歴によって4つにグループ分けされた。経験ありか全くの使用歴なしか、ごく低年齢で常習を始めたか、思春期に吸引をしてみただけなのか、十代後半にマリファナを始め、成人以降も吸引し続けたのか…など。

タバコやアルコール、ハード・ドラッグの使用におけるリスク因子、また社会・経済的地位および健康保険の状況などを管理してみて、調査対象の彼らと、喘息やアレルギー、高血圧、気分障害を患う成人たちとの間に著しい違いは見られなかったのである。

この結果は、従来の調査に反するものと言えよう。研究リーダーのジョーダン・ベクトールドは次のように語った。

「我々の発見は、ちょっとした驚きでした。思春期におけるマリファナ吸引の量や頻度には関係なく、我々が測定した精神および肉体の診断結果には何の相違点も見られなかったのです」

The Oregonian/OregonLiveより