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米国で急成長の「大麻ツーリズム」 富裕な団塊世代が殺到中

      2016/10/08

嗜好用大麻が解禁された米コロラド州とワシントン州で、旅行者が様々な方法で大麻を楽しめる「大麻ツーリズム」が盛り上がりを見せている。

両州で嗜好用大麻の販売・購入と使用が合法化されてから約2年。解禁以来、州外から訪れる観光客が急増している。だが、公共スペースでの大麻使用は未だに違法であり、ホテルやレストランの多くは禁煙だ。旅行者は大麻を買うことはできても、滞在中に気軽に楽しむことは難しい。そんな中、大麻目的の観光客のニーズに応えるスモールビジネスが急成長している。

ワシントン州シアトルに拠点を置く旅行会社Kush Tourismが主催の、ガラスパイプ(吸引道具)の製造所、大麻の栽培現場、テスト施設、販売店などをめぐるツアーが人気だ。同社の共同創業者マイケル・ゴードンによると、顧客のほぼ全員が州外からの観光客で、半数が大麻を目的にやって来る。年齢層で最も多いのは、経済的に余裕のあるベビーブーマー世代だ。

「彼らは、これまで禁じられていた大麻を初めて(あるいは再び)試すことを非常に楽しみにしており、信頼できる人にガイドしてもらいたいと考えている」とゴードンは言う。「(顧客には)ワインのシャルドネとメルローの違いを学ぶような感覚で、サティバ種とインディカ種の違いを知ってもらいたい」

生産者にとっても、ツアーは大歓迎だ。大麻は栽培場所での直接販売やサンプル配布が禁じられており、他の嗜好品のように大々的に宣伝することができない。

Kushツアーの目玉の一つであるシアトル最大の室内栽培施設「スカイ・ハイ・ガーデンズ」の共同創業者ジェレミー・ノックスは、「我々が大麻の栽培や加工にどれほど神経を注いでいるのかを見てもらえれば、今後も我々のブランドを選んでもらえるはずだ」と話す。

旅行客の中には、新たに嗜好用大麻が解禁されたオレゴン州、アラスカ州、ワシントンDCなどでこれから大麻ビジネスを始めようと考えている起業家もいる。グレッグ・ドリンクウォーターは以前デンバーを訪れた際、購入した大麻を吸う場所を探すのに苦労した経験から、大麻使用が可能なロッジを網羅する情報サイトTravel THCをジョーダン・コナーとともに立ち上げた。

ホテル大手も大麻ツアーと連携

数は少ないが、大麻ツアーと組む大手ホテルも出てきている。デンバーの旅行会社My 240 Toursの創業者J.J・ウォーカーは、昨年だけで「ホテルと数十万ドルの取引があった」と明かす。

同社が提供する大麻ツアープランは実に多彩だ。大麻ビジネスの視察を目的とした投資家向けのツアー、チャーター機で移動するパッケージツアー、バッチェラー/バッチェロットパーティー(新郎新婦が独身最後の夜を同性の友人と楽しむパーティー)プラン、大麻の医療効果について学べるプランのほか、大麻オイルを使ったマッサージ、大麻を使った料理のグルメツアーや料理教室まである。

観光客のみならず、通りすがりの人を対象にしたニッチなビジネスもある。グレッグ・ロトゥンドが半年前に立ち上げた420 Layover Solutionsは、デンバー国際空港で空き時間ができてしまったトンラッジット客を、大麻販売店と大麻が吸える場所に案内する短時間のツアー。

ロトゥンドは、大麻ツーリズム関連のビジネスを始めるにあたっては法律の専門家によるアドバイスが必須だと話す。大麻解禁の際に作られた法律は、今日のような大麻ツーリズムの発展を前提としていないため、顧客の送迎や保険に関するグレーゾーンが大きいからだ。

「大麻ツーリズムはアメリカ文化の一端を担うことになるだろう」とKush Tourismのゴードンは言う。「Red Hook(ブルックリンのワイナリー)やPike Place(ガムの壁で有名なシアトルのマーケット)のような文化にね」

出典 : forbesjapan

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