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米国の合法大麻市場が拡大、「オレオ」以上の売上げ

      2016/10/07

調査会社ニューフロンティアとアークビュー・マーケットの報告によれば、米国の合法大麻市場は2016年、71億ドル(約7,785億円)規模に成長する見通しだ。主に成人の嗜好用大麻の増加がその理由で、前年比26%の拡大となる。

米国における成人の嗜好用合法大麻の売上は、2014年に3億5,100万ドル(約385億円)であり、2015年は9億9,800億ドル(約1,094億円)と対前年比184%の成長を見せた。その額は、ペットボトル入り飲料Dasaniやお菓子のオレオを上回る。

大麻を合法化した各州は大麻を対象とした物品税により、思いがけない収入を手にしている。例えばコロラド州では2014ー15会計年度に7,000万ドル(約77億円)と、アルコール税に比べて2倍近い税収があった。

同州が2015ー16会計年度に大麻税および販売ライセンス料で得る収入は、1億3,500万ドル(約148億円)にのぼると予想されている。報告書の数字は小売売上高の推定ではなく、医療用および嗜好用大麻の消費者支出をもとに算出されたものだ。

ミュージシャンのウィリー・ネルソン、ヒップホップMCのカルバン・ブローダス(通称スヌープ・ドッグ)、歌手のニック・ラシェイをはじめ、数人の著名人が大麻業界に投資を行っている。

嗜好用大麻が合法化されている州は現在、アラスカ、コロラド、オレゴンとワシントンの4州と首都ワシントンD.C.のみ。そのほか20州で医療用大麻が合法化されているが、入手のしやすさは州によって差がある。また主に南部の16州でも、薬効成分のCBD(カナビジオール)のみの使用を合法としている。

CBDは精神活性成分を含まないカンナビノイド(化学物質)であり、特に子どもの難治性けいれんの治療など、さまざまな症状に効果がある。CBDのみを合法としている州は、報告書の“合法大麻市場”には含まれていない。

では全ての大麻を対象とした場合、米国内の市場規模はどの程度になるだろうか。2010年、ハーバード大学のジェフリー・マイロン教授は控えめな推定値として、米国の全ての大麻を対象とした市場は140億ドル(約1.5兆円)相当だと見積もっている。

一方で同年、ニュース専門放送局CNBCは米農務省、薬物使用と健康に関する全米調査、タバコの消費量に関する数値をもとに、市場規模を350〜450億ドル(約3.8〜4.9兆円)と推定している。

また金融系ウェブサイトNerdwalletは2013年、マイロン教授の推定値や大麻の売上税、薬物乱用・精神衛生サービス局のデータをもとに、大麻が合法化されれば州税および地方税の税収は30億ドル(約3,282億円)に達するとの試算結果を明らかにした。

同年、マイロン教授はドイツのニュース週刊誌Der Spiegelの取材に対し「ドラッグを合法化すれば、米国は年間850〜900億ドルを節約することができる可能性がある。その半分は、現在の麻薬関連政策に費やされている金。もう半分は、合法ドラッグへの課税によって得られるはずの“失われた税収”だ」と語っている。

出典 : forbesjapan

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