CBD(カンナビジオール)とは:大麻専門家による対談

 

(ナレーション)
自分の薬のこと知っていますか?ウィードマップスとSC研究所は、クリーンで安全な大麻の化学の教育シリーズをお届けします。本日取り扱うカンナビノイドの種類はカンナビジオール(CBD)です。

(ボニー・ゴールドシュタイン医師)
(カンナセンター所属医師)
カンナビジオールもしくは略してCBDとは、大麻草で2番目に顕著な化合物です。

(ジョシュ・ウーザー)
(SC研究所所長)
THC(テトラヒドロカンナビノール)もしくは、その他のカンナビノイドに帰するものとされる多くの医療的な利点は、実は大麻草の内容物であるCBD(カンナビジオール)によるものです。

(ボニー・ゴールドシュタイン医師)
とても強力な抗炎症特性をもっています。そして、炎症をおさえるのを助けるだけでなく、身体に炎症を起こす化学物質を作らせない手助けをするということを示す研究があります。ですから、予防的な目的を持っています。カンナビジオールはまた、抗痙攣性もあり、私たちの多くの患者から痙攣を減らすことができます。私自身の患者で、いったんCBD(カンナビジオール)を豊富に含む種族を使い始めたところ、彼らは痙攣発作の出来事が減ったことに気がついたのです。

(ジョシュ・ウーザー所長)
CBD(カンナビジオール)は植物内でTHC、CBCと同じ経路で合成されます。ゲラニルピロリン酸とオリベトール酸から始まり、この2つの化合物は酵素触媒反応を通じて、合成されます。カンナビゲロール酸、CBGa はCBDa、THCaとCBCaの素材です。CBDaシンターゼは、それが十分に大きな量で見つかった場合、私たちはそのカンナビゲロール酸を使い、CBDaであるカンナビジオールカルボン酸を作り出します。CBDaとは、CBDにカルボン酸が付いているものです。ところで、熱もしくは時間経過によって、カルボン酸は非常に不安定なため自然に化合物から離され、CBDになります。ちょうどここのカルボン酸が失われるプロセスは80℃で起こります。

(ボニー・ゴールドシュタイン医師)
患者に実際にTHC(テトラヒドロカンナビノール)を過量投与したあと、CBD(カンナビジオール)を追加するとどうなるか確認する数多くの研究がなされました。そして、CBD(カンナビジオール)はTHC(テトラヒドロカンナビノール)の過量投与によるネガティブな効果を、血中のTHCレベルを変えることなく、完全に好転させました。

つまり、CBD(カンナビジオール)はそれ自体で薬効作用働かせていて、THC(テトラヒドロカンナビノール)を反転させるものではなく、実際に独自の薬用効果があるのです。CBD(カンナビジオール)は、通常の細胞を維持させつつ、がん細胞にいわゆる自殺させることが発見されました。そしてどうやら、がん細胞内の受容体を発見し、がん細胞に自殺をさせているようなのです。

カンナビジオールはまた、睡眠に関していわゆる二相性であることが発見され、低容量の服用でいわゆる警戒状態にさせ、起きていることができます。より高い投与量で、非常に鎮静し、貴方を睡眠に落とします。しかし、ここで良いことは、服用者の目が冴えているか、疲れているかによって、コントロールできるということです。

(ジョシュ・ウーザー所長)
私が初めて大麻の試験を2、3年前に始めた際、私たちは実質的にCBD(カンナビジオール)を多く含む植物を確認しませんでした。私たちが試験したほとんどの植物のTHC(テトラヒドロカンナビノール)の容量は10%から20%の間で、どちらかの値をとっていました。いくつかの植物はもしかしたら、最高で1%、最高でも1.5%のCBD(カンナビジオール)を含んでいました。

今、私たちがしばらく試験してきたところ、4~15%のCBD(カンナビジオール)を確認し、そしてTHC(テトラヒドロカンナビノール)はひとつの群で5~6%になります。いくつかの一群は半々の割合で、その割合は全く様々になりえますが、これは植物内の遺伝子の休憩です。

そこで、 このしまわれたCBD(カンナビジオール)を多く含む可能性のあるTHCを多く含む植物を探し出し、一ヵ所に集め、なにを発見できるか確認するため、この地球上に栽培させようと試みている弊社の栽培者がいます。そして、植物がCBDaを多く含むかどうかを知る唯一の方法は実のところ試験しかありません。試験をし、育成者や栽培者にこの知識ベースへアクセスをさせることで、私たちはそれが戻り、ここ30年、40年、50年における傾向が覆されるのを目撃しています。そして、他の植物にもCBD(カンナビジオール)を戻して栽培しています。

(ボニー・ゴールドシュタイン医師)
カンナビジオール、CBDが損傷を受けた神経細胞を保護する特性を観察した数多くの研究がなされています。そして、研究からそれはCBD(カンナビジオール)が神経を損傷するプロセスを抑制することで神経を守っていることが見てとれます。CBD(カンナビジオール)はまた、脳損傷から守ることを示しています。

患者、もしくは実験動物が脳損傷を起こした際に、CBD(カンナビジオール)は損傷が起きた神経細胞から脳を保護していることが見てとれます。研究は、CBD(カンナビジオール)がMRSAと呼ばれるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌と戦うことも示しています。数多くの抗生物質に耐性をもつ巨悪のばい菌です。局所の塗布でカンナビスは感染症と戦うことができ、MRSAは患部から根絶されました。

(ジョシュ・ウーザー所長)
SC研究所のCBD(カンナビジオール)の試験はHPLCとして知られる高速液体クロマトグラフィーを使用しています。
カンナビノイドを試験するには2つの別々の方法があります。HPLC、もしくはGCです。もし、誰かが他の方法で試験していると聞いたら、それはおそらく科学的に有効な方法ではないでしょう。しかし、問題はGCを使った場合、GCがこれらのカンナビノイドを試験する際に熱を利用することです。

そして、前にもふれましたように酸性のカンナビノイドは熱に非常に敏感なので、GCからは酸性のカンナビノイドについて何の情報も得られません。酸性でないカンナビノイドについてのみ分かります。熱は化合物を分解させ、間違いなくすべて脱炭酸します。そして、一群の状態での化合物を計るのを試みるのには、、、ぼやけてしまいます。ですから、弊社はHPLCを使います。なぜなら、それはカンナビノイドを自然な状態に保ち、それは液体状態であり、ここでは改変や、加熱ほかそのようなことは何も起こりません。ですから、私たちが試験するサンプルの中に実際に何があるか、より精密で、現実的な全体像が得られます。

(ボニー・ゴールドシュタイン医師)
カンナビジオールの人々に理解されるべき重要な事項は、いわゆるハイという状態の実際の原因となるTHCの持つ向精神性のように、人々の気分、精神状態、などを変える向精神性はないということです。CBD(カンナビジオール)はこのような作用をしません。THC(テトラヒドロカンナビノール)の効果に興味のないが、CBDの効果に興味がある患者にとって、これは、素晴らしい選択肢となるでしょう。