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カンナビノイド受容体の働きについて

      2017/10/30

体内には様々な受容体が発見されている

薬用植物の活性成分の研究から、体内の需要が発見された例がいくつかあります。
その代表が、ケシの未熟果に含まれるモルヒネやコデインなどのアヘンアルカロイド(オピオイド)が結合するオピオイド受容体や、大麻草に含まれるカンナビノイド(大麻草に特徴的に含まれる成分の総称)が結合するカンナビノイド受容体です。

オピオイド受容体は、最初はアヘンに含まれるモルヒネなどのアヘンアルカロイドが結合する細胞の受容体として見つかり、その後、このオピオイド受容体に結合する内因性リガンドとしてベータ・エンドルフィンやエンケファリンなどのいわゆる脳内麻薬(内因性オピオイド)が発見されました。
そして、これらの内因性オピオイドとオピオイド受容体が神経系や免疫系の働きの調整に重要な役割を担っていることが明らかになっていきました。

体内には大麻草の成分が結合する受容体がある

大麻草には500を超える化合物が分離・同定されていますが、そのうち80以上がカンナビノイドと呼ばれる大麻草固有の成分です。
ある種のカンナビノイドは体の中の受容体に結合することによって様々な薬効を発揮します。
カンナビノイド受容体が存在することは、体内にカンナビノイド受容体に作用する体内成分が存在することを意味しています。

カンナビノイド受容体と反応する、体内に自然に存在する物質を内因性カンナビノイドと言います。
オピオイド受容体もカンナビノイド受容体も、動物が植物成分を薬として利用するために存在するわけではありません。
もともと生体体内で内因性のリガンドがあって特異的な受容体との間にシグナル伝達系を作っていたものが、その受容体に結合する成分が植物にたまたま含まれていたというだけです。

このような植物成分は、動物に対する毒として存在しているのかもしれません。
動物にとって毒になる物質も適量を用いれば薬になります。
あるいは、この植物の生存に必要な成分がたまたま動物にも作用したのかもしれません。

このような植物成分を人間は医療に利用してきました。
麻薬も大麻も古くから医療品として人類が使用してきました。
その薬効は最初は経験的に見つかったのですが、近代の研究によって、それらの成分が作用する受容体やシグナル伝達系が存在することが明らかになり、薬効の作用機序(メカニズム)が解明されたのです。

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