JBCPP誌上にてカンナビス治療法の新たな臨床結果を発表

カンナビスを用いた治療研究の臨床結果

De Gruyter出版社が発行する雑誌『Basic and Clinical Physiology and Pharmacology』(JBCPP:生理学および薬学の基本臨床)において、カンナビス治療に関する新たな臨床結果が報告されている。

報告記事の著者は、長年にわたり国際的な研究センターで大麻草を使った治療を研究した実績を持つ。この治療法がどのように影響を与え、可能性を持ち、危険性がないかどうかについても、研究を行ってきた。

この記事の中で、大麻研究の大家として広く知られるラファエル・メコーラム氏が、行ってきた研究プロジェクト、イスラエルにある大学や病院で行われたテトラヒドロカンナビノール(THC)およびカンナビジオール(CBD)についての臨床試験についての概要を提供することについて言及している。

さらなる臨床試験の必要性

パーキンソン病、癲癇、胃腸疾患といった疾患に幅広く用いることができるカンナビノイドのエビデンスを発表した後で、メコーラム氏はより広範囲に渡る臨床試験の必要性を叫んでいる。

疼痛に関する代替治療のリーダー的存在であるカナダの研究者メアリー・E・リンチ氏による記事では、30件の無作為対照化試験のうち25件において、カンナビノイドに鎮痛効果があると証明されたことが記されている。

この結果は新たな疼痛治療の開発には特に興味深いと言えるだろう。なぜなら人口数の変化と高齢化が、慢性的疼痛に悩む患者数を増やすであろうことが予測されるからである。

他にも様々なトピックがこの雑誌では取り上げられており、中でも注目すべきなのがエンドカンナビノイド・システムが様々な疾患にどう作用していくかについての記事だ。

例えば不安障害(イリット・アキラフ著)、腎臓病(ジョセフ・タム著)、緑内障(メラニー・ケリー著)、外傷性脳損傷(マンおよびショハミ共著)など。

ドイツでの医療大麻解禁

近年、合衆国のいくつかの州で起こった医療大麻の合法化は、ドイツにおいて議論を巻き起こした。医療大麻を支持する層が声をあげたのである。

そこでドイツでは先日、医師による処方で薬局から乾燥大麻や大麻草エキスの使用を、他の治療選択肢がない重症患者には許可する法案が可決された。この法律は2017年の春より施行される。

このように、カンナビノイドを用いた治療は、危険性よりも有益性が高いことが認識されてきている。こうした動向から、多くの医師や薬理学者らが、大麻草を使った臨床研究の実施を要求し始めている。

以上の記事のように、パーキンソン病や疼痛、不安障害、腎臓病、緑内障、外傷性脳損傷などに、カンナビノイドのパワーが期待できることがわかっています。

こうした疾患にお悩みの方に、ぜひ力強いサポートとしてCBDオイルをお勧めいたします。