人体のカンナビノイド受容体を3D化

カンナビノイドの影響を研究

果たして大麻草成分は、体内でどのような働きをしているのか?そのメカニズムを解明するため、フロリダのスクリプス研究所でチームが組まれた。

スクリプス研究所は、生物医療科学を研究する非営利の研究所である。ここで行われたのが、テトラヒドロカンナビノール(THC)によって起動する、分子構造を3次元イメージで再現することであった。

THCの影響を受けた分子が、予想外に複雑で、時として有害な働きを起こすことは知られている。そのプロセスを解明するため、人体に備わるCB1受容体を詳細に理解することが必要であった。

受容体の結晶化

こうした研究が進むことにより、疼痛や炎症、肥満、線維症またはその他疾患への医療が進歩することが期待できる。医療専門誌「Cell」で掲載されたこの新しい研究は、4人の研究者によって発表された。

スクリプス研究所のローラ・ボーン、ノースウエスト大学のアレキサンダー・マクリヤニス、上海工科大学のツィー・ジ・リュー、南カリフォルニア大学のレイモンド・C・スティーブンスである。

研究開始当初、チームがぶつかったのは、受容体の結晶化の問題であった。受容体の活動をブロックする分子AM6538と結合される受容体の高解像度構造を再現するのには必要なプロセスだからである。

受容体を結晶化させることにより、このAM6538を安定させることができるのである。

スクリプス研究所の分子療法部門で教鞭をとるボーン博士は語った。

「CB1受容体の結晶化は、受容体の規制機能やシグナル機能を理解する手立てになります」。

Gタンパク質結合受容体の機能を解明

チームは受容体を結晶化させ、データの収集に成功。そこでわかったのは、カンナビノイド受容体の構造的な複雑さであった。カンナビノイド受容体は、多くの箇所に様々なチャンネルを有しており、複雑なネットワークを構成していたのである。

カンナビノイド受容体は、Gタンパク質結合受容体(GPCR)として知られる、大きな受容体のひとつである。この受容体は、市場に出回る処方医薬のうち、約40パーセントに結合し、生理的機能において重要な役割を担うものである。

このGタンパク質結合受容体が何らかの成分と結合すると、特定の細胞反応を引き起こし、細胞内のGタンパク質を活性化する。AM6538は、受容体と結合する逆作用薬であり、中毒障害の治療に有効性が期待できる。

「大麻が社会で一般化されつつある中、その成分が人体においてどのような働きをするのか。それを理解することが重要です」と上海工科大学のリュー博士は語った。

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