神秘な成分カンナビジオール

アメリカCNN番組にて医療大麻(CBDオイル)について取り上げられたドキュメンタリー番組を紹介したいと思います。
日本では、医療大麻という言葉は浸透していないと思いますが、アメリカでは近年医療大麻に対する見方が急激に変化し、自身が住んでいるニューヨーク州でも昨年医療大麻が州法で可決されました。

マリファナの成分の一種カンナビジオール(CBD)を使用した医療品のCBDオイルが、てんかんなどの難病を患う子供たちにもたらす効果を探ろうと難病の我が子にCBDオイルを投与している家庭の姿を追っています。

シャーロットちゃんは2年半乳児重症ミオクロニーてんかんの患っていました。
週300回の発作が6ヶ月以上続き、酷い時は5分毎の発作を起こしていたそうです。
週300回の発作というのは1時間に4回、つまり15分に1回の発作があるということです。
医師から診断された処方箋が効かなく、医師からもう治療方法がないとまで告知された時に、レルム・オブ・ケアリング財団のスタンリー兄弟に出会い、CBDオイル治療を始めたそうです。

すると、CBDオイル治療を始めてから発作は1週間に1度だけになり、9か月経過すると週300回あった発作は0回から1回に減少し、99%以上の改善されたそうです。
使用した高濃度CBDオイルは、THC0.5%に対して、CBDが17%含有されているようです。

父親のマットさんは、ほとんどの人にCBDオイルを摂取したら酩酊状態(ハイ)になっているのだと思われていますが、それは間違った概念であり、CBDは精神作用性がありませんが、てんかんへの作用は驚くべきものであり、振る舞いも食欲も良く悪い副作用は全くないと話しています。
レルム・オブ・ケアリング財団・医師アラン・フャクルフォード氏は明らかにこのCBD治療法で発作を抑えることが可能で、発作を抑えられない症状にも効果があると言います。

ザカイくんは「ミオクロニー失立てんかん」という珍しい病と診断され、それに加え、発達障害や自閉症の傾向も患っていました。
あらゆる処方薬を試しましたが、どの治療法も効き目がないばかりか悪化する一方であり、その上、副作用が酷すぎたため、医療大麻の許可を取り、CBD治療をすると最悪の時期には毎時200回の発作があったが、CBDオイルを投与して最後の発作から106日経過しても発作がなくなった言います。
CBDオイルのお陰で発作も薬もない状態の息子に初めて会えたと感謝してもしきれないと母親のヘザーさん話します。

レルム・オブ・ケアリング財団では、カンナビジオール(CBD)によって、てんかんの進行を止める大切な植物が医療大麻であると主張しています。
医師の処方箋により精神作用のないCBDオイルでシャーロットちゃんやザカイくんと他の患者さんを治療しており、今後はCBDオイルにさらなる期待が持てそうです。