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エンドカンナビノイドシステムを解説

      2017/10/30

エンドカンナビノイドシステムって何?

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しかし、医療大麻ならびにヘンプ製品、特にカンナビジオール(CBD)とカンナビジオール酸(CBDA)の使用から、信じられ無いような成功体験が報告され、多くの医療科学者がエンドカンナビノイドシステムに注目し始めています。

特に偏頭痛、線維筋痛症、過敏性腸症候群といった病気に関して、イーサン・ルッソ博士が推測する臨床的エンドカンナビノイド欠乏理論を裏付ける、決定的な証拠が明らかになってきています。

てんかん、がん、その他広範囲の神経変性疾患といった数多くの疾患が、エンドカンナビノイド異常を示してきたのを考えると、これは間違いなく将来に向けてさらに調査されるべき分野です。

大麻化合物のほかにも広範囲の天然化合物がエンドカンナビノイドシステムと相互作用することが、最近明らかになってきました。とは言え、今でもCBDとCBDAは重要な化合物(今日までに最も有効性を示してきた)であると考えられており、その治療上の証拠や価値は日々大きくなっています。

CBDとCBDAに関する研究は急速に蓄積されており、膨大な数の薬理学的標的が分かってきました。双方の化合物に関する正確な作用機構はまだ分かっていませんが、その薬理学的特徴が作用の仕方について興味深い手がかりを提供します。

カンナビジオール:どのように作用するのか?

CBDの薬理学的作用は非常に興味深いです。なぜならCBDは、CB1およびCB2受容体に対して直接的な作用をほとんど持たないからです。しかし、CBDは、これらの受容体を活性化するTHCなどの化合物の作用を阻害することができます。

CBDのこの性質は、THCによる精神活性を抑制することができるため重要であり、痛みやけいれんといった症状の治療にTHCを使用している人に有益となる可能性があります。精神活性の抑制は、THCならびに医療大麻の「副作用」を抑制することになり、このバランスはCBDとTHCの投与によって管理することができます。

脂肪酸アミドヒドロラーゼ(FAAH)は、細胞内のアナンドアミド分解に関与する酵素です。CBDはこの酵素を抑制することが分かっています。これによってCBDはアナンドアミド量を(分解を止めることによって)回復させ、その結果、多くの疾患に見られる臨床的エンドカンナビノイド欠乏を修復します。

統合失調症に対して CBDを投与した臨床試験では、CBDが血清内のアナンドアミド量の大幅な増加を引き起こしたことが示され、これが記録された臨床的改善の原因であると考えられました。

CBDは非カンナビノイド受容体と親和性を見せる

CBDは鏡像異性化合物であり、(-)鏡像異性体の方が(+)鏡像異性体よりもFAAH抑制において大いに強力であることが分かっています。逆に、(+)鏡像異性体は(-)鏡像異性体よりも、CB1およびCB2受容体に親和性を持ちます。

これ以降、(+)CBDはおそらくTHCと組み合わせ方がより良く作用し、一方で(-)CBDはエンドカンナビノイド欠乏の治療により良く作用する可能性があります。CBDは、CBDが標的にできる疾患の範囲を広げる特定の一過性受容器電位(TRP)カチオンチャネルに親和性を示すことが、研究で分かっています。

CBDは、TRPV1、TRPV2、TRPV3、TRPV4、TRPA1チャネルの感度を減じる(受容体の活動を抑える)ことが示されています。これらの受容体は、広範囲の疾患における疼痛状態において非常に活発です。

またCBDは、TRPM8受容体のアンタゴニストであることを分かっています。TRPM8受容体は、特に異痛症など、疼痛治療に関する興味深い受容体標的です。エンドカンナビノイドシステムのほかに、CBDは5-HT1Aおよび5-HT3Aといった重要な神経シグナリング受容体も標的にします。

これらの受容体と疾患の関係はあまり明らかになっていませんが、てんかんや数多くの不安障害といった疾患に深く関わっていると考えられています。

カンナビジオール酸(CBDA):重要な役割を持つ前駆体

CBDAはCBDの酸性受容体です。通常は加熱によって活性化される反応によって変換され、カルボキシル基の除去が起こり、CBDとなります。CBDAとエンドカンナビノイドシステムの相互作用はかなり限られていますが、治療的化合物として多くの場合見過ごされています。

しかし、CBDAは、数多くの疾患に深く関わる多くの興味深い標的受容体を持ちます。CBDと同様、CBDAもTRPV1、TRPV3、TRPV4、TRPA1受容体の感度を減じます。これはCBDAが、数々の疾患から生じ、またこれらの受容体における活動を誘発する痛みの治療に関して、有望な特性を持つ可能性を示唆しています。

CBDAはエンドカンナビノイドシステムの他の受容体とはほぼ親和性がありませんが、COX-1およびCOX-2といった主な炎症性メディエータを抑制します。特にCOX-1におけるCBDAの作用は重要です。最新研究では、この酵素が発作抑制に対する有望な標的となりうることが示されたからです。

一方COX-2は、体内の広範囲な炎症過程に関与する酵素で、この酵素を抑制することで疾患の症状(炎症はほとんどの病気に共通するテーマであるため)の治療に役立つ可能性があります。これらの酵素を抑制することによって、CBDAは、アセチルサリチル酸(アスピリン)、ナプロキセン、イブプロフェン、トルメチンといった、似たような作用機構を持つ他の薬と同じ作用を持つ可能性があります。

相乗作用に関する分子

多くの事例が、特にてんかんなどの疾患においてCBDとCBDAは組み合わせたときに最もうまく機能することを示しています。 病気は多くの場合、体内における多角的生理系の不調整によって起こるため、化合物の組み合わせ作用が要求されます。

これらの疾患の病理学を研究でする科学者もこれらの結果から学び、病気のメカニズムをさらに解明することができるでしょう。CBDとCBDAは、特にお互いの作用を補い合うので、素晴らしい治療特性を持ちます。

最新データでは、酸性カンナビノイド(CBDAなど)がCBDもしくは他の植物性カンナビノイドの摂取・代謝を助けることが明らかになっています。さらに、CBDAをCBDと投与することで、同じ程度の効率性を達成するために必要なCBD量を減らすことができます。

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