ミネソタ州がPTSDによる不安のために大麻、CBDオイルを承認

ミネソタ州保険局(DOH)が、医療大麻の適用資格がある疾患としてPTSDを承認しました。これにはPTSDが引き起こす不安のためのCBDオイルも含まれます。保険局はPTSDのほか、うつ病、自閉症、関節炎その他に関しても考慮することを迫られていました。

ミネソタ州DOHがPTSD治療薬として医療大麻の使用を承認

医療大麻治療の対象とする疾患リストに心的外傷後ストレス障害(PTSD)を追加するというミネソタ州 DOHによる喜ばしい決断について、MPRニュースが伝えています。多くの人は精神活性的大麻を勧めているのだと捉えるかもしれませんが、メンタル・ヘルス・デイリーによると、不安に対するCBDオイルもまたPTSD地用において有益であると考えられています。

PTSDは効果的に治療されていない

ミネソタ州衛生局長のエド・エリンガー博士は、追加を発表した際にPTSDの効果的な治療法はほとんど無い、と述べました。米国在郷軍人会の会員の多くや、イラクおよびアフガニスタン戦争の退役軍人は皆、議論に参加していました。

退役軍人はPTSDによって深刻な影響を受けており、また退役軍人における自殺とPTSDの相互関係はますます明白になりつつあります。抗精神病薬や抗うつ剤はPTSDの症状の治療に効果的でないことが分かってから、多くの退役軍人はPTSDの治療法として大麻が人生を変えるような効果を持つことを知っています。

16州でPTSDはすでに対象疾患として承認されている

 

16州でPTSDは対象疾患として登録されているほか、さらに3州ではPTSDに対して独自の裁量で使用できるように広範な権限を医師に与えています。

PTSDに苦しむ患者は、ミネソタ州の登録医療関係者から認定を得られた場合、早くて来年の8月には治療薬として医療大麻を受け取ることができるようになります。

エリンガー博士は昨年、難治生疼痛も疾患リストに追加しました。ミネソタ州の大麻計画における患者数は3500人に増加しました。

退役軍人局は不支持

退役軍人局(VA)は、連邦法によって大麻は違法薬物であると考えているので、この計画を支持していません。広報担当官がにべもなく宣言したように、州の大麻計画に登録することを選べば退役軍人は局に属せなくなります。VAは、医療大麻を使用するいかなる退役軍人も認証しません。

退役軍人がPTSD治療薬として大麻を入手しようとした時に、経済的問題に見舞われないことを祈りましょう。

ミネソタ州は2014年に、アメリカで最も難しい医療大麻法の一つを可決しました。対象となる疾患は非常に限定的で、大麻の植物自体を使用することは違法とされました。他の多くの州では、患者は大麻を栽培することができますが、ミネソタ州ではできません。

ミネソタ州で認定された供給業者はたった2ヶ所です。そのうち1ヶ所は、PTSDに苦しむ多くの退役軍人やその他の人々に役立つことができるため、PTSD追加の決断について大いに喜んでいます。

PTSD治療薬としての大麻は退役軍人その他に希望を与える

緊急医療の経験を持つ退役軍人でミネソタ州兵隊員のカイル・キングスレーは、どれほど多くの退役軍人がPTSDに苦しんでいるのか見ると胸が痛むと言います。この決断は、ミネソタ州に住む約3万人の退役軍人やその他PTSD患者に新たな希望をもたらす、とキングスレーは述べました。

医療大麻に賛同しない医師は有益な効果を見たことが無いのだ、と主張する別の専門家もいます。トラウマを専門とする医師ジョージ・コマリディスは、「大麻のおかげで1日をやり過ごせた」「睡眠を困難にさせていた悪い思い出に対処するのに大麻が役立った」と話す患者がいると話します。これまで好ましくない効果を体験したと話す患者は見たことがない、とコマリディスは言います。

ミネソタ州では不安のためのCBDオイルも医療大麻である

ミネソタ州は医療大麻を「大麻属の全ての種、または大麻を含む全ての混合物」と定義しています。したがって、精神を活性化させたくないが、沈静効果を得たいとする人にとってはCBDオイルも入手可能です。

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