インディアナ州の皮肉:CBDオイルを認める法律が強制捜査の火付け役

インディアナポリス。特定の型のてんかんを患う人に対して治療薬として大麻から抽出したオイルの使用を認める新たなインディアナ州法が、州全体で強制捜査を刺激し、製品を入手したい人にとって入手困難な状態となっています。

州議会議員は4月に、治療抵抗性てんかんを患う特定の患者に対してカンナビジオールの使用を認める法案を可決しました。カンナビジオールはCBDオイルとしても知られており、精神活性効果がありません。法案では、 CBDオイル製品に含まれる大麻の精神活性成分THCの濃度が0.3%未満になるように義務付けられています。

CBD製品に含まれる化合物は発作の重症度の緩和に役立つことが、研究で示唆されています。治療抵抗性てんかんの子供を持つ親の多くは、立法公聴会の際に法案を支持して証言しました。

州消費税警察のデータによると、当局は法案可決後5週間にわたり、約60店舗で3000以上のCBD製品を押収しましたが、6月後半に強制捜査の合法性に関する懸念を受けて突然強制捜査を中止した、とザ・インディアナポリス・スター紙が伝えています。

議員も州職員も今、CBDはインディアナ州で合法なのか合意することができません。

ザ・インディアナポリス・スター紙が公的記録要求を通じて入手した電子メールによると、消費税警察署長は、新法はCBDオイル製品がてんかん治療に使われていない場合製品の押収を始めてよいことを暗示している、と信じていました。

一部の州議会議員や州警察官は、産業ヘンプ製品を州による規制物質から除外した2014年の法案があるため、CBDはすでに合法であった、と述べています。

「私たちが主張していたのは、治療法を探して必死な親たちが起訴を恐れなくてよくなることでした」議会で法案を支持した代議士ビル・フレンド(メーシー市共和党)は言います。「ですから、この法案は合法性に関しては実際何も語っていないのです」

CBD製品を子供の発作の治療に使用している法案支持者たちは、押収について動揺しています。彼らは、てんかん患者が起訴を恐れることなくCBD製品を使用することを認める法案を望んでいたのであって、健康問題を抱える人々にとってCBDオイルの入手がさらに困難なることを望んでいたのではありません。

「本当にひどい気分です。人に善を尽くすためにすごく努力したと感じたのに」深刻なてんかんを患う10歳の息子を持つブランディ・バーレットは言いました。「この法案のせいでメチャメチャになったという人々の意見さえ入ってきました。これはもちろん私たちが意図したことではありません」

インディアナ州司法長官カーティス・ヒルは本件を再調査し、CBDオイル製品の合法性に関して正式な見解を発表する予定です。