メキシコがカンナビジオールの輸入国に

メキシコがアメリカから大麻オイル製品を輸入するなんて誰が想像したでしょうか?物事が変化しつつあるので、大麻前線で起こることに驚くことはありません。

 

メキシコはカリフォルニア州から医療大麻オイル製品とともにカンナビジオール(CBD)を輸入する国となりました。

 

メキシコの保健省がカリフォルニア州に拠点を置くヘンプメッズ社からカンナビジオールを輸入することに同意してから初めて輸入される医療大麻について、LAウィークリー紙が伝えています。

 

カンナビジオールへの探求は、乳幼児の頃から発作を起こしている、ベラクルス州サン・アンドレス・トゥストラに住む少女から始まりました。少女の名前は、アリーナ・マルドナド・モンテス・デ・オカ。発作の頻度はすぐに1日最大40回の小さな発作と、1週間に2度の大発作まで増加しました。アリーナは低酸素症と診断されました。身体の特定の部位が酸欠になる疾患で、てんかんや脳性まひを引き起こします。アリーナは14の異なる治療薬を投与されましたが、そのどれもが痛みや損傷をもたらしました。

 

2人の少女に許可が与えられる

 

カンナビジオール製品の輸入は、アリーナの父による調査と、後に発見した、同じような疾患を患う娘を持つメキシコ人一家による成果です。2つの家族は協力しました。今年のはじめ、連邦会議で一連の公聴会があった後、2家族は2月に連邦衛生リスク対策委員会(COFEPRIS)から許可証を与えられました。

 

2人の少女は、外国からCBD治療薬を得る権利を与えられました。大麻ベースの治療はメキシコのタブーですが、裁判官は昨年、別の少女にも同様の治療を認めました。

 

ピュアCBD、カンナビジオール

 

全ての治療薬はテトラヒドロカンナビノール(THC)を含むことが認められず、精神活性化合物を全く含有しないように厳しく規制されています。2014年にブラジルでも、てんかん、慢性痛、パーキンソン病の治療のためにCBDオイルが認められたとき、同様の取り決めがケースバイケースで合意されました。

 

ブラジル政府は、輸入されたカンナビジオールが効果的な代替薬がない発作の抑制に効果を示すのを見て、さらに知識を深めました。規制を担当する当局者は、患者にこの治療薬を提供しないのは人道的ではない、と宣言しました。現在、推定1500人のてんかんを患う子供が、輸入したカンナビジオール製品で治療を受けています。

 

逆転した供給経路

 

皮肉なことに、ラテンアメリカは常に「薬物戦争」の舞台でしたし、メキシコはアメリカに大麻を輸出する麻薬カルテルの存在で知られています。しかし、大手製薬会社が薬を管理するアメリカと異なり、これらの国は自然療法や治療薬をより受け入れやすい傾向にあります。

 

歴史的に見れば、後に人間によって合成化されたとしても、全ての現代的薬剤は植物性化合物に由来する、と輸出企業は指摘しました。古い治療法を使った新しい治療薬を求める旅は続きます。

 

メキシコがカンナビジオール輸入国となる

 

「犯罪対策のための国家団結」麻薬政策長官リサ・サンチェスは、何年も前から治療薬として大麻を認知・承認させるために戦ってきました。今メキシコがカンナビジオールの輸入国となり、進歩することができた、とサンチェスは感じています。

 

日本国内のヘンプメッズ社正規輸入代理店はヘンプナビとなっているようです。メキシコ国内で医療品として使用されているRSHO・CBDオイルは国内ではサプリメントとして摂取することができます。