CBDチューインガムは未来の商品?

カプセルや舌下タブレット、外用パッチ、ジェルではなくチューインガムを投与方法として利用することは、口臭ケアや歯のホワイトニングなど聞き覚えのある利用法によって目立たない存在です。しかし、チューインガムが注意力を高め、活性成分を血流に取り込む優れた吸収手段である上、数千年まえから利用されてきたことをご存知でしたか?だからこそ、CBDを摂取している多くの人々に選ばれる摂取方法になり始めているのです。

まずは簡単なチューインガムの歴史を振り返ってみましょう。

チューインガムの歴史は数千年前まで遡る

チューインガムが美味しいフレイバーと香りを提供することを目的とした消費者製品であると考えられているのは、現代的な利用法です。口臭予防や輝くような白い歯の維持などが、最も一般的な使用目的です。しかし新石器時代、チューインガムは治療的な使用手段として利用されていました。フィンランド西部で5000個のチューインガムが発見されました。それは樺樹皮のタールの塊でした。樺樹皮は殺菌成分であるフェノールを含んでいます。このために噛まれていたのです。

古代マヤ人やその後のアステカ人は、チクルと呼ばれるサポジラの白い樹脂を噛んでいました。彼らは、空腹を紛らわせ、口臭をリフレッシュしたり、歯を清潔に保ったりするためにそうしていました。初めて商品化された医療用チューインガムが発売されたのは1024年のことで、アスペルガムという商品名でした。活性成分としてアスピリンが配合された鎮痛用チューインガムとして設計されていました。

チューインガムとは実際何なのか?

チューインガムは、水溶性バルクと不水溶性ガム基礎剤を組み合わせたもので構成されています。水溶性バルクは、ガムの適用によって甘味料やその他構成成分を含みます。天然甘味料の一つにキシリトールがあります。キシリトールは水溶性基剤のなかで分解されます。(エンドカCBDチューインガムに使用されている)キシリトールは、従来の砂糖の約半分のカロリーしかなく、インスリン耐性(2型糖尿病の主な要因)を引き起こしません。

水溶性ガム基礎剤は主に、噛みごたえをもたらすエラストマーで構成されています。ガム基礎剤の一例には、望ましい伸長性と弾力性を持つチクルが挙げられます。合成ガムと違って、チクルは生分解性で、環境にもよりやさしい成分です。世界では年間56万トンのチューインガムが消費されており、その大半が合成ガムです。これは、環境上非常に重要な排水設備や水路をつまらせ、重大な環境問題をもたらします。チクル・ガム基礎剤は生分解性なので、このような問題を引き起こしません。全ての合成ガムがチクルを基にしたガムに替えたときの環境に対する影響を想像してみてください!

CBDチューインガム:もっとカンナビノイドを体内へ

治療用ガムの製造は、特に設計および調合において課題となります。噛んでいるときに、十分な量の活性成分が放出されることを確実にするのが最も重要なことです。活性成分の溶解度によって、水溶性バルクか不水溶性ガム基礎剤か決まります。活性成分がカンナビジオール(CBD)のように脂溶性ならば、唾液へ放出するためにさらなる処方開発が必要になります。レシチンなどの両親媒性(水溶性でも脂溶性でもある)物質と組み合わせることもできます。レシチンは乳化剤として作用し、唾液の中にCBDを分解します。またレシチンはリン脂質なので、他の活性成分への作用と同様に、口内粘膜層を通じたCBDの浸透性を高める可能性があります。これはリン脂質が生体膜との優れた互換性を持ち、他の化合物の運搬を補助することができるからです。

経口 VS チューインガム:生体利用率の比較

CBDガムを噛んだとき、それがレシチンなど唾液に溶けるようにする乳化剤を調合してある場合、CBDが唾液に放出されます。これによりCBDは、舌下に集中した毛細血管に露出し、体循環に入るための経路が提供されます。結果として初回通過効果を回避します。

一方で、経口摂取した際のCBD生体利用率は6%であると報告されています。これはCBDが消化管(GI)を通過するときの、胃腸菅腔の酵素、腸壁酵素、細菌酵素および肝酵素の働きの影響です。CBDチューインガムでも、唾液の一部は飲み込まれる可能性があるので、CBDはGI菅を通ることがあります。

CBDチューインガムで最高の吸収率を得る方法

チューインガムの利点は、舌下経路を通じてCBDが吸収され、持続的なCBDの放出があることです。これは主にチューインガムの設計や、より持続的な放出を長引かせる複数の層にCBDが含まれるかどうかに関わっています。したがって、CBDの放出は、ガムを噛むこと、また咀嚼によって左右されるのです。これが時間をかけて層を分解するからです。層が分解されると、さらに多くのCBDが唾液に放出されます。

最終的に、CBDチューインガムの生体利用率は使用者によって異なります。使用者が唾液を飲み込めば、経口摂取と同じ生体利用率となるでしょう。しかし、唾液を口内にとどめれば、舌下経路を通じて経口よりもずっと高い生体利用率を得られます。ですから、ガムを噛むときは、最大限のCBD吸収率を得るために、可能な限り長く唾液を口内にとどめましょう。

CBDカプセルかチューインガムか?CBDを摂取する理由で異なる

経口摂取方法は、血流へのゆっくりとしたCBD放出をもたらしますが、その結果として排出も遅くなります。この方法は、血流に一定のCBD量を維持することが望まれる疾患の治療に有益です。一方で、CBDチューインガムは迅速な吸収によってCBDの素早い効果を感じられます。チューインガムが注意力や気分を改善することを示す研究も出ています。これは、CBDチューインガムが別の分野でも有益となりうる(CBDの治療的側面とは別に)メカニズムを指摘するものです。チューインガムが脳内の血流を向上させるという理論もあります!これは、CBDがチューインガムを通じて運搬されたときに、さらに明白な認識作用をもたらすでしょう。

CBDチューインガムに興味を持ったなら、ぜひエンドカ・チューインガムをチェックしてください。エンドカ・チューインガムは、中央アメリカの熱帯雨林で採取したチクルを使った天然でオーガニックなCBDチューインガムの完璧な一例です。また、環境に与える影響を最小限に抑えながらCBDの効果を高めるように、ナチュラルな生分解性素材を使って倫理的に生産されています。エンドカ CBDチューインガムは、健康的なライフスタイル維持において科学的論拠が証明された古代マヤ人の伝統を継続することを目的としています。

エンドカ社 CBD・チューインガム