CBDが従来の薬に抵抗性を持つ子供たちに役立つ

先月ピッツバーグで開催された第1回世界医療大麻会議&エキスポ(WMCCE)には、3000人以上の来訪者や関係者が参加しました。ピッツバーグには1,600のテクノロジー企業が集まってきており、「スチール・シティ」の愛称を失いつつあります。エキスポには、CBDがどのように病気の子供たちに役立ったかという体験談を語る親たちの姿がありました。Entrepreneur.comがレポートしています。

革新的な研究

ペンシルバニア州知事は1年前に医療大麻計画を承認し、ペンシルバニア州は医療大麻を認可した24番目の州となりました。ピッツバーグ医大は大麻研究に関する割り当てを受けました。法律は、17の特定疾患の治療における有効性を調査するために公的資金を受けた州営の研究を提供しています。

革新的な研究が、凝り固まった虚像を一掃しました。そのような研究には、15歳から26歳の大麻を使用する男性被験者に関する研究があります。彼らは成人後期に不適応となるリスクが高まらないことが分かりました。また大麻喫煙は健康に全く悪影響を与えない、与えるとしてもわずかであることを突き止めた研究もあります。

大麻による癒し

おそらくこれがピッツバーグで最初のWMCCEが開かれた理由でしょう。コースに参加するために生涯医療教育クレジットを得た医学士、医師および看護師が数多く参加していました。エキスポは「娯楽大麻使用者は時々大麻による癒しを忘れる」というテーマで大麻に関する斬新な視点を提示していました。

CNN局の医療担当記者主任であるサンジャイ・グプタ博士はかつて、医療大麻の有用性に関して世間を誤った方向へ導く酷いシステムの一部となったことを、聴衆に謝罪しました。WMCCEに参加していた医師や専門家は、数十年にわたる汚名を剥ぎ取るように見えました。

CBDがいかに病気の子供を助けたか、3人の親が語る

大麻から作られたCBDオイルによって達成された奇跡のような結果を証言するために、3人の親がステージに上がりました。この種の大麻は精神を活性化させずに命に関わる発作を抑制するので、子供たちにとって理想的です。

リリヤン・ベイカー

1人目は生後7週間で外傷性脳損傷を患ったリリヤン・ベイカーでした。リリヤンの日常では次から次へと発作が襲ってきました。どの処方薬も効果を示しませんでした。リリヤンの母がヘンプオイルについて調べ、6ヶ月後、5つの異なるオイルを試したのちに発作は軽減されました。2月、リリヤンは発作が起こらなくなった1周年を祝いました。

ハーパー・ハワード

2番手はハーパー・ハワードの母ペニーでした。ハーパーは、1日に40回以上もの制御不可能な発作を引き起こすCDKL5と呼ばれる疾患を持って生まれました。10種類の処方薬を飲んでいた時期もありました。ペニーはグプタ博士の大麻に関するドキュメンタリーを観て、CBDオイルを知りました。2週間以内にハーパーの発作は消え、ハワード家は初めて生活の質を感じました。ハーパーは2016年に亡くなりましたが、そのレガシーは生き続けています。両親はハーパーの臓器を、自閉症およびCDKL5研究のために寄付しました。

グレース・エリザルデ

グレース・エリザルデとその父ラウルは、メキシコの国民的英雄のような存在です。ラウルは、CBDオイルが違法であることに関して政府を相手に訴訟を起こし、勝訴しました。これによってメキシコ政府は大麻製品の輸入に対する認可を承認し、最終的には少量の大麻所持を非犯罪化しました。メキシコ政府はごく最近、医療または科学目的の大麻栽培を認可する法案を可決しました。

グレースは、てんかんの消耗型であるレノックス・ガストー症候群(LGS)に患っています。グレースは1日最大400回にもなる発作に苦しみ、19種の異なる薬を飲んでいました。CBDオイルが発作を止めるまでグレースに人生は無かった、とラウルは言いました。

CBDがどのように病気の子供を助けたか体験談を聞くのは感激ですが、親がCBDオイルを用いて子供を助けるために受ける非難に怯える必要がなくなったことが分かるのも素晴らしいことです。世界はやっとこれらの親たちが行ってきたことを理解し始めました。その上、深刻な子供たちが回復したことを聞けるのは最高の気持ちです。