医療大麻をペットに使用するのことについて

医療大麻は人間だけを対象として議論が行われているわけではない。
世界では医療大麻解禁に拍車がかかっているが、私たちが飼っているペットを対象に医療大麻を活用する割合が徐々に増えてきている。

実はカンナビノイド受容体は人間だけではなく、哺乳類などの動物、代表格の犬や猫にももともと備わっている。

人間も動物もカンナビノイド成分を摂取することで体内のカンナビノイド受容体と結合し、様々な作用を発揮する。

カンナビノイド成分の効果は多岐にわたり、癌細胞を死滅に追い込んだり、癌細胞の移転を抑制したり、難治性のてんかんに劇的な効能を秘めしたりとこれまで世界各国でこの効果や効能を人々は目のあたりにしているのだ。

米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で暮らすハルトマンさんは、大学生時代にてんかんを患い、介助のためにケイリーを飼い始めた。その後、医療用大麻の服用でてんかんを克服したため介助は不必要となったが、今度はケイリーに問題が生じた。飼い主と離れることを極端に嫌がる分離不安の症状が表れたのだ。そこで、犬にも同様に大麻を与えてみたのだという。

「CBD(カンナビジオール、大麻由来成分)を与え始めて以来、分離不安症は和らいできた」とハルトマンさんは話す。

カンナビジオール成分の効果を体験しやすいのが、てんかん疾患や難治性トラべ症候群が挙げられる。今では特効薬の地位を確立しつつも、天然成分と合成成分では効果が異なるとされている。

実際の研究では天然由来成分を支持する声が圧倒的であり、GW社のマリノールなどの合成カンナビノイド新薬にも賛否両論の意見が存在する。

日本で販売されているCBDオイルも哺乳類動物であれば安全に使用することが可能であり、健康維持や特定の疾患に何らかの効果をもたらしてくれる可能性は大いに期待できる。

ヘンプタッチ社のCBDオイル