8つの効能を紹介!カンナビクロメン(CBC)ってなに?

カンナビクロメン(CBC)とは?

カンナビクロメン(CBC)は相応しい注目を浴びていない、精神作用しないカンナビノイドです。それにもかかわらず、CBCは数多くの薬効を持ち、大麻のカンナビノイド・プロフィールにおいて重要な成分となっています。この相乗的なカンナビノイドは、痛みを緩和し、炎症を軽減し、菌を殺し、他の重要なカンナビノイドと効果的に組み合わされた場合はニューロン新生を促進することで知られています。

痛みを感じて緩和を求める患者にとって、CBCは中枢神経系との相互作用により鎮痛をもたらしますが、THCほど有効ではありません。特にCBCは、脊髄に存在するタンパク質との相互作用により痛みを緩和することが知られています。

カンナビジオール(CBD)やテトラヒドロカンナビノール(THC)と同様に、CBCは極めて重要なカンナビゲロール酸(CBGa)から生じます。酵素によりカンナビゲロール酸からカンナビクロメン・カルボン酸(CBCa)に変換されます。CBCaの場合、CBCシンターゼ(特定のプロセスを実行する酵素)を通過します。時間をかけて、または加熱されたとき、脱炭酸と呼ばれるプロセスを通じてCBCaは分解され、カンナビクロメンになります。

他の検査では、CBCが炎症を軽減することも分かっています。興味深いことにCBCは、CB1またはCB2受容体と直接相互作用することなく、炎症を軽減します。CBCは、これらの抗炎症効果を間接的に生み出すために、内在性カンナビノイドまたはその他植物性カンナビノイドと相互作用するのだと考えられています。

天然の抗真菌および抗菌薬を求める患者は、CBC外用品の使用を考慮すべきでしょう。CBCが大腸菌およびブドウ球菌を持つ患者の治療に有益であることが、研究で示されています。

もう一つの優れたCBCの特徴は、アヘン剤とは異なり、ニューロン新生の促進を助けることです。CBCは、空間記憶、全体的な記憶および行動に関わる脳の海馬部における成長の刺激を助けます。

CBCは幅広い医学的利点において有効です!

・抗菌性
CBCは菌および真菌と闘います。CBCはさまざまなグラム陽性菌、グラム陰性菌および抗酸菌において“強力な”抗菌効果を示します。CBCは異なる種の真菌に対しても“軽度から中等度”の活動を示します。

・抗ウイルス性
CBCは大麻の抗ウイルス効果において役割を果たす可能性があります。

・抗炎症性
CBCは腸管の浮腫(むくみ)および炎症を軽減することができます。CBCはカンナビノイド受容体を活性化することなく炎症に対処するようです。CBCは他のカンナビノイドと組み合わせた時により強い効果を生み出します。

・鎮痛性
THCほど強力ではありませんが、痛みを緩和します。CBCは医療大麻の全体的な鎮痛効果に貢献しています。
また脊髄レベルで“疼痛制御に関わる複数のターゲットと相互作用すること”により痛みに対処します。CBCは精神作用しないので、科学者はこれらの大麻化合物がハイにさせることなく、痛みの治療に利用できることを期待しています。

・抗うつ性
うつ病に対処します。CBCおよびその他多くのカンナビノイドは“大麻の全体的な気分高揚特性に貢献する”可能性があります。CBCはTHCと同じ脳内経路を活性化しないようです。

・脳成長を刺激
CBCは脳細胞の発達に関する成長能力を高めるようです。このプロセスはニューロン新生と呼ばれています。

・抗増殖性
癌性腫瘍の成長を抑制します。これはアナンダミド(人体が自然に生成する内在性カンナビノイド)との相互作用の結果である可能性があります。アナンダミドはCB1受容体およびCB2受容体に作用し、乳癌と闘うことが分かっています。CBCはアナンダミドの取り込みを抑制するため、アナンダミドがより長く血流に残ることができるようにします。

・偏頭痛
CBCは偏頭痛によく効く治療薬でもあります。

CBCはどこで手に入るのか?

CBCは大麻草に少量含まれるカンナビノイドなので、大量に入手することは困難です。一般的にCBCは、熱帯原産の大麻株にのみ含まれています。薬局では、phoenix tears(フェニックス・ティアーズ)の全ての形態にCBCが含まれるでしょう。より具体的に言えば、Viridesco Phoenix Tears、MedibloomのLyme Aid Phoenix Tearsに、CBC内容量を含む検査結果が出ています。投与情報およびその他CBC代替薬に関して、知識のある大麻販売店店員に相談してください。

出典:farmacydispensary