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医療大麻:THCとCBDをはるかに超えて

      2017/08/08

長い間、デルタ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)は最も人気で、大麻科学において広範囲に研究されたカンナビノイドでした。
しかし今日では、THCの精神作用効果(すなわち“ハイ”)を持たずに、さまざまなてんかん性疾患に苦しむ子供に治療的安堵を提供する能力を考慮して、カンナビジオール(CBD)がその注目を奪ってきたように見えます。

州議会は“CBDのみ”の医療大麻法案を可決するまでになりました。
これらすべてを前提にして、CBDとTHCがいかに競争状態にあると見られるか、容易に分かるでしょう。
しかし実際は、どちらの化合物も、その他66のカンナビノイドとともに、大麻治療に関連する治療的有用性の提供において重要な役割を果たします。
これらカンナビノイドは、およそ420の付加化合物(テルペン、フラボノイドなど)と連結して作用し、数多くの病気の治療における多用途性をもたらします。

医療大麻:THCとCBDをはるかに超えて

大麻教室の良い生徒として、シンプルにビッグ6カンナビノイドと表現される成分、すなわちTHC、CBD、CBG、CBN、CBC、THCVをあなたはご存知でしょう。
各大麻草は、全化学的プロフィールの一部として、これらとその他多くのカンナビノイドをさまざまな割合で含有しています。

「大麻草の化学的プロフィールには、テルペノイド、アミノ酸、糖類、酵素、脂肪酸、エスターおよびフラボノイドなど、その他化合物が含まれます」

カンナビノイドに加え、大麻草の化学的プロフィールには、テルペノイド、アミノ酸、糖類、酵素、脂肪酸、エスターおよびフラボノイドなど、その他化合物が含まれます。

当然ながら、大麻の薬品を摂取するときは、これらすべての化合物を吸収しています。問題は、これらすべての化合物が治療的安堵をもたらすために、どのように相互作用しているか、です。その答えは、“アントラージュ効果”と呼ばれるコンセプトに見つけられます。

アントラージュ効果:化学物質のチームワーク

アントラージュ効果は、1998年にイスラエルの科学者シモン・ベン-シャバットとラファエル・メコーラムによって最初に表現されました。
大麻草に含まれるカンナビノイドが相互作用し、または相乗効果を持ち、人体の内在性カンナビノイドシステムに似たメカニズムで人体に作用する、というのがその根本概念です。

この理論は薬理学コミュニテイにおいて、一部のケースでは全草抽出物の方が個々のカンナビノイド抽出物より良い治療薬として機能する、という比較的物議を醸す概念の基盤となっています。
アントラージュ効果理論は近年、全草抽出物相乗効果の4つの基本メカニズムを以下の通り定義したワグナーおよびウルリッヒ・マージニックによって発展されてきました。

1.体内で複数のターゲットに作用する能力
2.活性成分の吸収を向上する能力
3.細菌防御メカニズムを克服する能力
4.副作用を最小化する能力

複数のターゲットに作用する

多くの研究で、多発性硬化症に関連する筋けいれんの治療薬として大麻の有効性が実証されてきました。
ウィルキンソンおよび同僚が実施した研究で、全草抽出物の方がTHC単独よりも効果的だったことが分かっています。

研究者は、THC1mgと同量のTHCを含む大麻抽出物5mgを比較し、全草抽出物の方がより著しい抗けいれん効果を持つことを発見しました。

研究者はこの結果の要因は、人体の内在性カンナビノイドシステムの活動促進を助ける、大麻抽出物内のカンナビジオール(CBD)によるものだと考えました。

活性成分の吸収を向上する能力

アントラージュ効果はまた、大麻抽出物の吸収を向上するよう作用することができます。
カンナビノイドは化学的極性化合物であるため、時に単独での人体への吸収を困難にさせます。

「カリオフィレンなどのテルペノイドの助力を受けて、カンナビノイドの吸収を向上させることができます」

外用品の吸収は、この問題の典型例を提供します。
皮膚は、二重層としても知られる2つの層で構成されているため、最も極性の分子である水やカンナビノイドの浸透を困難にします。
カリオフィレンなどのテルペノイドの助力を受けて、カンナビノイドの吸収を向上させることができ、治療効果が達成されます。

細菌防御メカニズムを克服する能力

アントラージュ効果はまた、大麻抽出物がさまざまな細菌感染症の治療において有効であることも説明します。
カンナビノイドの抗菌特性を示す数多くの研究が存在します。

「全草大麻抽出物は、抗菌特性を持つカンナビノイドではない構成成分も含みます」

しかし細菌は時間をかけて抗生物質の効果をする防御メカニズムを発達させるため、最終的にその結果、以前は有効だった治療に耐性を持つようになります。
従って、全草大麻抽出物が抗菌特性を持つカンナビノイドではない構成成分も含むことが役に立ちます。
これらの分子は、カンナビノイド経路と異なる経路を通じて細菌を攻撃します。多角面での攻撃を受けて、菌耐性の発達は制限されます。

副作用を最小化する能力

最後に、アントラージュ効果は、一部のカンナビノイドが他のカンナビノイドの不快な副作用を調整することを可能にします。
これに関して最も適切な例は、THCの不快と認識される効果を調整するCBDの能力です。

多くの患者は、時に大麻摂取に伴う不安およびパラノイアの増大について聞いた(または経験した)ことがあります。
アントラージュ効果のおかげで、使用者の被害妄想を抑え、THCに関連する不安の最小化させることにおいてCBDが有効であることが研究で示されてきました。

このように、THC、CBD、およびその他カンナビノイドは違いと競合しません。
カンナビノイドは広範囲の病気に対して治療的安堵をもたらすために、大麻抽出物の他の成分と協力して作用することができるのです。

出典:Medical Jane

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